だが次である。次のシーンはもう色々とおかしい。, 「ああ、王は悧巧だ。自惚れているがよい。私は、ちゃんと死ぬる覚悟で居るのに。命乞いなど決してしない。ただ、――」と言いかけて、メロスは足もとに視線を落し瞬時ためらい、 メロスは疑った事のない、しかり疑われた事もないとメロスが思っている友人である以上今回の事柄に奴ならば協力してくれると思うしそれに協力を求めた事を非難するのは難しい 親友にするならセリヌンティウスに限る。, メロスは途中、彼曰く「悪い夢」を見るのだが、その部分ではもうほんとに完全に駄目な奴になっている。確かに極度に疲れた状態では人間そうなるし、それを乗り越えて感動となっているが、そもそもメロスがちょっとひと眠りしようとして翌朝まで寝ちゃわなければそんなに疲れることもなかったのである。そう考えるとやはり素直にメロスをすごい人物とは評価しにくい。, 『走れメロス』の最後のシーンは「裸のメロスに少女がマントを渡す」、という和むオチで終わるわけだが、それももしかしたら 原作にはそんなシーンないですよね?, 鬼滅の刃のコミックがなかなか手に入りません。アニメイトで全巻取り寄せて購入するか入荷するの待つかどっちの方がいいでしょうか??, 鬼滅の刃の作者は黒人女性のようですけど、なぜそのことに対する批判が多いのでしょうか?, 鬼滅の刃の単行本って全巻新品で揃えても10000円ちょっとですよね?メルカリだと中古なのに15000以上で売られてるものも見ます。どうして中古の方が高いんですか?それとも新品は品薄状態とかなんでしょうか?, ジャンププラスのアプリで昨日からじゃんけんができなくなってしまったんですが、廃止されてしまったんでしょうか?, 鬼滅の刃23巻(通常版)はいつ頃から予約可能になりますでしょうか? ベストアンサー:走れメロスは 作品の最後に「古伝説とシルレルの詩から」と記述されてます 太宰は兄の本から海外の作品を多く読んで共鳴してました それを日本流にアレンジした作品が多数あ... トリコの最終回はトリコが暴走した小松をグルメスパイザーで粉砕して調理し連載終了って本当ですか?, ルフィ「お前もう船降りろ」これの元ネタは何ですか?

旦那は私の顔を上の中と言います。だったら上の上がいたら私は捨て... ゴートゥーイートキャンペーンがいきなり終了しても、無限クラの予約分(11月26日)のポイントはつきますか?, これ和訳してください。The media could not be loaded, either because the server or network failed or because the format is not supported 世間のイメージとはそういうものなのでしょうか?. 「走れメロス」 のあらすじを起承転結で短く簡潔に解説!ストーリーのネタバレ注意!→ 村に住む牧人のメロスは、シクラスの市の王様の残虐な行いに激怒して、城に乗り込んで王様に意見するのですが、聞く耳を持たない王様はメロスに処刑を言い渡した。 おじいちゃんとおばあちゃんにもらったお金や、毎月のお小遣いをすぐ漫画に使ってしまいます。

店やサイトによっても違うと思いますがが、大体でいいので教えてください!. むしろ倒す事の出来なかった王の鼻を明かす自分の手段、ひいては目的とすら見える

盗賊も差し金であるか明確ではないとしているがメロスの隠している荷物を疑うことや脅しに走らなかった上に単純に命を求める事から正体は押して知るべきだ

メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐(じゃちぼうぎゃく)の王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては… 当然それを前提としても相手に先に頼むのは礼儀としてあってもメロスが相対する暴君は当然暗殺者の話をそう易々とは受け入れない以上モラルより現実的手段を行使して一旦人の身を売るかに見える程のそれを断言してその後に協力を求めるより他になかったと言える つまり仕事とも言える事に無駄な命は奪わない。と言うよりも無駄にするなら人質なり何なりと使い勝手もあるものを、まして精査すらなく出会い頭に命だけが目的とするのは現実的視点で見ると不可解でしかない いよいよ勇者の風格漂いはじめたメロスですが、それは突然起こってしまいました。 身体疲労すれば、精神も共にやられる。

そして義務感に駆られて走り出し、自業自得であるのにギリギリの時間の中、「苦難を乗り越え頑張って走って来た的な空気」で王城に着くのである。セリヌンティウスにも寝過ごしたことは特に言っていない。なんたるお調子者。, 一方のセリヌンティウスは三日間、72時間もの間縛られていたわけだが、ただ一度ちらりとしかメロスのことを疑わなかったという。 自分とは関係ないと何も変わらないもの

これで『走れメロス』に対して、何か少しでも新しい読み方を提案できたら、こんなに良いことはないと思う。

ちゃんとは読んでないですが、多分あなたの意見の方が真面目に捉えるなら正しい気がしますよ。, あ、俺だけ敬語使ってて馬鹿みたいになってるな。 やはり彼は完全に人格者である。彼の方が本当の意味で真実を信じているのではないかとすら思う。 太宰の名作「走れメロス」のあらすじです。 この作品は、命を懸けてくれている親友との約束を守ろうと次々と困難を乗り越えるメロスと、そのメロスとの固い友情を信じて自分の命を差し出す親友のセリヌンティウスとの、息もできないほどの物語です。 「メロスの独りよがりな正義感は恥ずかしいものなんですよ、見せびらかして感動を呼んでいる場合ではありません、隠しなさい。」 走れメロスについて 中学生です。今日学校で『走れメロス』を初めて読んだのですが話の流れが良くわかりません。 とてもくだらないかも知れませんが、物語の最後に『メロスが裸の状態でいる』という設 … 毎日AM3時まで活動するサウンドコンポーザー&自主映画監督の副業リーマンクリエイター。最近のおすすめムービーは『リアル自宅警備員』。. 別に学歴なんて気にしてませんでしたし、そこそこ大きい企業に勤めて給料にも不満がありませんでしたし、私も働いていますし「専門技術だけで大きい企業に勤めるなんて凄... 先日、息子が彼女にプロポーズして、相手両親に挨拶に行きました。彼女は一人娘で、彼女の父親から、氏名だけでも彼女の姓を名乗ってもらえないかと言われたと息子より相談の連絡がありました。まだしっかりと話はしていないので、息子の考えや彼女の考えもわかりませんが、いずれこのような相談があるだろうと私自身前... ゴートゥーイート 11月中に終了する可能性高いですか?キャンペーンに気付いてなくて最近予約し始めたので 「走れメロス」はなにか深い意味があるのか?とある人に聞かれて、無い、と答えたのですが、じっくり調べてみると深いどころの騒ぎではありませんでした。大変濃く深い作品です。 あらすじ 1日目 メロスはシラクスの町にゆきます。妹の婚礼衣装を買うためです。 メロスは疑う王に対して証明する唯一の方法だからなのだから当然 何故ならばメロスは自分の見た事実に基づく違和感から老人の言葉に確信を得たから

メロスは友人のために苦難を乗り越え走り続け、友人もその間メロスを信じずっと待ち続け、そしてとうとうメロスは約束の時刻に間に合う。そこで実は自分が相手を一度だけ裏切ってしまっていたことを告白しあい、真の友情を達成する。その様子を見て邪智暴虐の王すら改心してしまう。, こんな感じのストーリーであることを考えれば、そこには確かに前述のような眩しすぎるテーマが否が応でも見てとれるわけであり、その正義だとか友情だとかを中高生にわかってもらいたく教科書にも載せているのであろう。, だが、本当に『走れメロス』はそんなに眩しく、感動する話なのであろうか。この見方はかなり恣意的な見方ではないだろうか。

命乞いなど決してしない、と言ったその次のセリフでもう命乞いしている。 路で逢った若い衆をつかまえて、何かあったのか、二年まえに此の市に来たときは、夜でも皆が歌をうたって、まちは賑やかであった筈はずだが、と質問した。若い衆は、首を振って答えなかった。 結婚したことを後悔しています。私と結婚した理由を旦那に聞いてみました。そしたら旦那が「顔がタイプだった。スタイルもドンピシャだった。あと性格も好み。」との事です。 ドラクエ5パパスの「ぬわーーっっ! だからすぐに王を「生かしては置けぬ。」と言って短剣を持って押し入ったり、捕まったら友人を人質にしたりするのだろう。ある面では確かにメロスは正義と真実を信じてやまぬ男であるのだろう。, だがほかにもメロスには問題がある。実に基本的で単純なこと、そして習慣、しつけ的な問題点である。, メロスは王に解放された後、一睡もせずに村に戻り「結婚式を明日にしてくれ」と妹に頼み妹もそれを受け入れ、そのまま寝てしまうのだが、ここに大きな問題が潜んでいる。, メロスのもう一つの問題点とはそう、「寝過ぎ」なのである。(村に行った理由が妹の結婚式の道具の買い出しだったのに、勝手に激怒して捕まってしまっているのも問題ではあるのだが、それはここでは目をつぶっておく。), 初日は深夜から一睡もせずに村に戻ったという点から、村に着いてから寝て目が覚めたのがその日の夜だったというのも納得はいく。それに結婚式は翌日なのだから村に帰って来た当日はいくら寝ても問題はない。次の日に備えるという意味では、むしろいいことかも知れない。

「王様は、人を殺します。」, メロスは何も言おうとしない老爺の身体を両手でゆすぶって「王様は、人を殺します。」と言わせてそれで激怒しているのだ。 太宰治の代表作の一つである「走れメロス」。この美しい友情物語は誰もが知るほど有名だ。だが、この物語の裏には、破天荒な太宰治のかなり残念な実体験が隠されていた! 太宰治を知る人からすれば、太宰らしいと言わざるを得ないこの裏話をご紹介しよう。 しばらく歩いて老爺ろうやに逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。老爺は答えなかった。メロスは両手で老爺のからだをゆすぶって質問を重ねた。老爺は、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。 結論として言うならば多少短編として収める為の急ぎ足とも取れる物語としての省略はあれどもしっかりと人の心の動き、友情や信頼などの教訓足り得る話だと思う, ネタ記事なのでそんなに反論されても私はそれに特に意見も反論もできないですが、真剣に読んでくれてありがとう! 特にメロスである。, メロスは一般的には正義と真実を信じ、友情に厚い素晴らしい男であるとされている。そしてこの物語はそのために感動を得ている。「正義と真実を信じ、友情に重きを置く人間は最後には報われるんだな、どんな悪もそれを見れば改心するんだ!」といった風である。, 『走れメロス』をそう捉えるのは自由だし、別にそう思って素直に感動するのもとても良いことだとは思う。だが私は、いまいちこの物語に素直にそういった感想を持つことはできない。なぜならメロスという男の性格にところどころ疑問を持つからである。, では具体的にメロスのどこに疑問を持つのか、ここからはより具体的な話をしていこうと思う。, まず、メロスが最初にとった行動を思い出してみて欲しい。メロスは激怒している。まあここはいいだろう。だが、メロスが激怒するまでの経緯を考えると、なんだか短絡的過ぎる気がしないだろうか。, なんだか、夜のせいばかりでは無く、市全体が、やけに寂しい。のんきなメロスも、だんだん不安になって来た。 底本:「太宰治全集3」ちくま文庫、筑摩書房 1988(昭和63)年10月25日初版発行 1998(平成10)年6月15日第2刷 底本の親本:「筑摩全集類聚版太宰治全集」筑摩書房 1975(昭和50)年6月から1976(昭和51)年6月刊行 それほどまでに単純だからこそ、「熱血アニメ」的な感動が生まれ得るのだとも考えられなくはないが、それとこれとは少々話が違うような気もする。何といってもその後さっさと簡単に捉えられてしまう辺りが滑稽である。それに「熱血アニメ」ならばこういうときこそ熱血パワーで押し切って勝ってしまうに違いない。, メロスは、単純な男であった。買い物を、背負ったままで、のそのそ王城にはいって行った。たちまち彼は、巡邏じゅんらの警吏に捕縛された。, この時点で本来ならメロスのキャラに「ん?」と思ってもおかしくないような気もするが、まだここは序盤。読者もここで気づかないのはおかしくない。

夜のうちに出発していたとしてもそれは豪雨により水かさの増した川に飲まれていただろう メロスは、わが身に鞭打ち、ついに出発を決意した。あすの日没までには、まだ十分の時が在る。 変な質問でごめんなさい。2年前に結婚した夫婦です。それまで旦那は「専門学校卒だよー」って言ってました。 元々は賑やかだった町が異様なほどに静まり返っている。町と言う人々が集まってできる大きな集合体は普通メロスののような強い正義感のある人物でもなければ多少の事は対岸の火事 ちょっと一眠りして、それからすぐに出発しよう、と考えた。その頃には、雨も小降りになっていよう。, やらかした。メロスはやらかした。かの邪智暴虐の王の思うがままになってしまう。メロスはこのミスのせいでこの後いろいろと苦労することになるのだが、自業自得でしかない。, 山賊も別に王が差し向けたとは限らないし、メロスは勝手に寝過ごしかけてそれでギリギリになってしまい、その途中で開き直って諦めかけたり、今度はそれを水の流れる音をきっかけに偶然乗り越えたりするのだ。 兄は私の年齢の頃に、それらのお小遣いを貯めて、かなりの額が貯金してあるそうです。

走れなくなったメロス; 再び走るメロス。走れ!メロス! 最後の誘惑; メロスはなぜ走っているのか? 走れなくなったメロス. 個人的に楓(吉高由里子)が怪しいと思うのですが、犯人は楓ですか?勇磨(ディーンフジオカ)やその母の佐代(麻生祐未)とかはいかにも悪者感あって逆に違う気がします。, https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q102772575.

そして命乞いに見えるそれは本質的に捉えると全く別の事柄が見えてくる

だが、かなりメロスに肩入れをしていないとそうは思えない。, そもそも、老人一人の口コミ情報だけで激怒して「生かして置けぬ」とまで言ってしまい、それだけでは飽き足らず「短剣を持ったまま王城に乗り込む」というのは少々単純すぎやしないか。

間違っていたらすみません. では私は走ってメロンでも食うことにしよう。, ▼記事を書いた人:もみじば YouTubeに、2日1回19:30に新曲やムービーUP中。 何故なら作中で日没という曖昧な基準を持った上でメロスは明確に十分な時間があると言っていることから分かるように問題は発生しえない筈だったのだから

というような意味が暗にあったのではないか、と疑ってしまう。, その手の深読みはいくらでもできるし、すればするほど信憑性は薄まり深読みしている人間の独りよがりになってしまうものなのでやめるが、やはり色々と突っ込みどころはある。, メロスはある面では正義と真実を信じる友情に厚い男ではあるが、それは自分の視点からしか考えない正義と真実に則ったものであり、その意味でメロスは自己中心的である。また、非常に単純で短絡的な思考をしがちである。ただその分、良くも悪くもその行動力には目を見張るものがある。, そしてもう一つの問題としては睡眠時間が長すぎることがあげられる。こちらは性格とは直接とは結びつかないが、この問題がなければメロスは苦難にぶち当たる必要がなかったのだ。, だが逆に言うと、『走れメロス』はメロスの寝すぎるという特性のもとに成り立った物語であると言える。メロスが寝てしまったがために、村に戻る際には一行で済んだ行程が、城に行く際には何ページにまでも渡るはめになってしまっているのだ。, また、メロス自身には色々と問題があるとは思うが、メロスの周りの人物はかなりの人格者であるように思う。, セリヌンティウスに関しては言うまでもなく、妹も「結婚式を明日にしてくれ」という頼みを聞き入れ、メロスの言うことを素直に聞く子である。メロスの生き方はかなり勝手であるとはいえ、一つの決まった筋が通っているために、周りからしたら信頼を置きやすいのかもしれない。, ここまで書いてきて、メロスは色々と問題はあるが、ある程度彼の性格を知った人間であるならば信頼を置きやすい人間であるということが分かった。 そんなに早く終了すると悲しいです( ; ; ), ママ友との会話で旦那が工場勤務とか土方は嫌だよね〜って話題になりました。そのママ友には言っていないのですが旦那が土方仕事をしています。

また、セリヌンティウスも1度メロスを疑ったと言い、メロスにも頬を殴らせたシーンがあったと思いました。

だがここまでのシーンから考えると、メロスは下手するとただの単純馬鹿でしかないようにすら思える。先入観というのは強力な力を持つということをメロスは教えてくれたようだ。, 「(前略)―私が逃げてしまって、三日目の日暮まで、ここに帰ってこなかったら、あの友人を絞め殺して下さい。たのむ。そうして下さい。」, なんとメロスは、そんなことわざわざ言わなくてもいいのに「友人を絞め殺して下さい。たのむ。」などと勝手に言ってしまっているのだ!

メロスは、妹を育てるために婚期を逸した30男だったのです。作者はそんなメロスの幸せを暗示してこの作品を締めくくったのでしょう。ちなみに、太宰治が『走れメロス』を書いた年齢も30歳でした。自分を重ねていたのかもしれません。 として生まれる。共産主義運動から脱落して遺書のつもりで書いた第一創作集のタイトルは「晩年」(昭和11年)という。この時太宰は27歳だった。その後太平洋戦争に向う時期から戦争末期までの困難な間も、妥協を許さない創作活動を続けた数少ない作家の一人である。戦後「斜陽」(昭和22年)は大きな反響を呼び、若い読者をひきつけた。, 1975(昭和50)年6月~1976(昭和51)年6月. ブログのコメントは論文発表の場所じゃないから敬語の方がうれしいな!, 読んで理解しようとしたけどまどろっこしすぎてところどころわからない。ただ、メロスの正義を真正面に素晴らしいと捉えた読み方を否定する気はないから良いと思うよ。, 確か、メロスは到着後に途中1度諦めかけたことをセリヌンティウスに話し、自身の頬を殴れといって殴らせたはずです。

いくら街のようすがおかしいからといって、老人のからだをゆすぶって無理やり吐かせるのは、正義漢のやることなのか微妙なところである。メロスに肩を寄せるのであれば、「正義感が人一倍強いメロス」が街のただならぬ雰囲気を感じ取り、「老人の肩をぶんぶん揺さぶってでも吐かせねばならぬ」、と思ったので老人は仕方のない犠牲だった…と捉えることもできなくはない。 「ただ、私に情をかけたいつもりなら、処刑までに三日間の日限を与えて下さい。たった一人の妹に、亭主を持たせてやりたいのです。三日のうちに、私は村で結婚式を挙げさせ、必ず、ここへ帰って来ます。」, このシーンである。 しかし、ここでもやはりメロスはやらかす。結婚式を翌日に行うために、メロスは婿の牧人と夜明けまで議論を交わすという、これまた自分のことしか考えていない(友人のため、というのも相手は知ったことではないのでほとんど自分のためみたいなものである)はた迷惑なことをするわけである。, だがとにかく、そんなこんなもあって結婚式はメロスが帰った日の翌日の昼間に行うことになる。それならば村に戻るまでにかかった時間を考えれば、結婚式が終わってからすぐ城に向かえば余裕を持って約束の時間に間に合うだろう。, 祝宴は、夜に入っていよいよ乱れ華やかになり、人々は、外の豪雨を全く気にしなくなった。メロスは、一生このままここにいたい、と思った。この佳い人たちと生涯暮して行きたいと願ったが、いまは、自分のからだで、自分のものでは無い。ままならぬ事である。

「走れメロス」の解説をしてきたシリーズもいよいよ終盤です。どうもメロスのうさんくささがわかってきつつ、それでも走り出しているメロス。今日はメロスがなぜ走っているかを考えます。, 身体疲労すれば、精神も共にやられる。もう、どうでもいいという、勇者に不似合いな不貞腐れた根性が、心の隅に巣喰った。, 君と一緒に死なせてくれ。君だけは私を信じてくれるにちがい無い。いや、それも私の、ひとりよがりか? ああ、もういっそ、悪徳者として生き伸びてやろうか。村には私の家が在る。羊も居る。妹夫婦は、まさか私を村から追い出すような事はしないだろう。正義だの、信実だの、愛だの、考えてみれば、くだらない。人を殺して自分が生きる。それが人間世界の定法ではなかったか。ああ、何もかも、ばかばかしい。私は、醜い裏切り者だ。どうとも、勝手にするがよい。やんぬる哉。, というところまで、行き着きます。さすがに、これはないよな。ひどいやつだよ、メロスは‥と、授業をやると、必ずこういう意見が出てきます。, メロスは、濁流にも、山賊にも勝ちました。普通は勝てません。だから、きっと勇者です。でも、勇者のくせに、こんな気持ちになる。だから勇者じゃないかもしれない。勇者に不似合いな不貞腐れた根性を持った奴ですから。  というわけでここで、メロスを勇者と思っている人には、勇者格下げしたくなり、メロスをウサンクサイと思っていた人には、なんだか妙に同情してしまうような、そんな場面を迎えています。  そうなのです。メロスは外部の敵には勝ちました。外の敵があってはじめて戦える。なんだかとっても、近代自我の確立のお話になってきましたね。外の敵があって自分ができあがる。でも、本当の敵は自分自身であり、これがまた強敵なわけですね。  でも。これが本来の人間なのではないか。自らを敵との対立の中で、確立するのでなく、自らと向き合う必要があるのではないか。そして、その葛藤、弱い自分を見つめることが普通の人間なのではないかと思うわけです。  だからこそ、親近感がわくんですよね。嫌いだったメロスが妙に好きになる一瞬です。, 日没までには、まだ間がある。私を、待っている人があるのだ。少しも疑わず、静かに期待してくれている人があるのだ。私は、信じられている。私の命なぞは、問題ではない。死んでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。走れ! メロス。, もちろん、「走れるんだったら、最初から走れよ」という声があがることもあるでしょう。でも、走れるのに、走れなくなるのが人間。当然のことかもしれないけど、偉くもなんともないかもしれないけど、もちろん勇者でもないかもしれないけど、普通の人間メロスが、それでも走り出したのです。  走れ!メロス。ようやく真の意味で走り出したメロス。ここで、作者、いえ、語り手も思わず叫んでいます。  そして、また、この叫びも、この小説の大きな問題点だと思います。 ひとつ。どうして、作者はここまでメロスと同化するのか。 もうひとつ。そもそも、メロスが「走る」ことはそんなにおおげさなことなのか。  まあ、でも、これもそのうち、解き明かすことにして、のんびりとすすめていきましょう。, だんだんと普通の授業になってきました。ついに走り出したメロス。走れ!メロス。う~ん、なんて素敵な道徳的授業。, 「フィロストラトスでございます。貴方のお友達セリヌンティウス様の弟子でございます。」その若い石工も、メロスの後について走りながら叫んだ。「もう、駄目でございます。むだでございます。走るのは、やめて下さい。もう、あの方をお助けになることは出来ません。」 「いや、まだ陽は沈まぬ。」 「ちょうど今、あの方が死刑になるところです。ああ、あなたは遅かった。おうらみ申します。ほんの少し、もうちょっとでも、早かったなら!」 「いや、まだ陽は沈まぬ。」メロスは胸の張り裂ける思いで、赤く大きい夕陽ばかりを見つめていた。走るより他は無い。 「やめて下さい。走るのは、やめて下さい。いまはご自分のお命が大事です。あの方は、あなたを信じて居りました。刑場に引き出されても、平気でいました。王様が、さんざんあの方をからかっても、メロスは来ます、とだけ答え、強い信念を持ちつづけている様子でございました。」 「それだから、走るのだ。信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。人の命も問題でないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。ついて来い! フィロストラトス。」 「ああ、あなたは気が狂ったか。それでは、うんと走るがいい。ひょっとしたら、間に合わぬものでもない。走るがいい。」, こいつはいったい何者なんでしょう。「間に合うなら走る。間に合わないなら、走らない。」このぐらいなら、分かりますが、「ひょっとしたら間に合わぬものでもない。」ですからね。山賊以上に、王の手先な感じがすごくありますね。, 訳が分からなくなっているのには理由があります。太宰がもとにしたと思われるシルレルの詩では、この人、メロスの弟子なのですね。だから、最後に登場するのも分かる。だけど、太宰は、こいつを、セリヌンティウスの弟子にしていますので、訳が分からなくなったのです。もちろん、変えた理由はメロスが住んでいる場所を、ここではないようにしたからでしょう。本来、ここに住んでいて妹を結婚させて戻る物語であったものを、住んでいる場所をここでなくしてしまったわけです。, ここは、単に物語として練れていないところだと思うので、あんまり深入りはしないことにしますが、最後の誘惑の部分であることは間違いないでしょう。, 信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。人の命も問題でないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。, なんのために走るのか。こう考えてみると、信実のために走る。自分の名誉とか、勇者メロスとか、どうもそういうことでなく、友のために走る‥なんていう風にいかにも国語の授業のように展開したくなりますが、どうもそうもいかないようです。, 私は信頼されている。私は信頼されている。先刻の、あの悪魔の囁きは、あれは夢だ。悪い夢だ。忘れてしまえ。五臓が疲れているときは、ふいとあんな悪い夢を見るものだ。メロス、おまえの恥ではない。やはり、おまえは真の勇者だ。再び立って走れるようになったではないか。ありがたい! 私は、正義の士として死ぬ事が出来るぞ。ああ、陽が沈む。ずんずん沈む。待ってくれ、ゼウスよ。私は生れた時から正直な男であった。正直な男のままにして死なせて下さい。, これは、さっきの「走れ!メロス」から「フィロストラトス」の間のセリフ。ということは、やっぱり、人からどう見られるのか、という問題が解決したわけではないんですね。, 歩ける。行こう。肉体の疲労恢復と共に、わずかながら希望が生れた。義務遂行の希望である。わが身を殺して、名誉を守る希望である。, ここのところ、ずいぶん、まっとうな国語の先生のような展開をしてきましたが、ここでもう一度、立ち止まりたい。, 彼は、なんのために走っているのだろう。「信じられているから走る」これはどうもそうらしい。「なんだか、もっと恐ろしくおおきなもののために走る」確かにそう言っている。, けれども、正義の士として死にたいことも間違いないし、真の勇者なんて言葉が彼から出てくるのも間違いない。, そもそも理屈として「信じられているから」という理由は、「信じられていないなら」と読みかえられます。そうしたら、どうなるのだろうと考えると恐ろしい話です。彼は、自分を裏切っている友だと知ったら、走らない可能性もあるわけです。, 彼が走りながら、全裸になっていく過程は、なんだか虚栄心が剥がれて、本当の信実があきらかになる過程のように語られますが、私はそうは思わない。最後まで、彼の頭の中には、「人からどう見られるか」という問題は残り続けているかもしれません。せいぜい言うなら、「間に合って助けるのが真の勇者」と思っていたメロスが、「間に合わず格好が悪くても真の勇者」と思い直した程度でしょうか。どっちにしろ、「勇者」という衣は決してなくなったわけではないと解釈すべきではないかと思います。, さて、となると彼はなんのために走るのか。「信じられているから」「勇者であるから」走る。今までと同じように見えながら、けれども、それは「もっと恐ろしく大きなもの」である。しいて、前後の違いをあげれば、「間に合う、間に合わぬは問題ではない」ということぐらいでしょう。  間に合わなくても走る、ということは果たして何なのか。全力を尽くすことなのか、全力を尽くせば、それでよいとすれば、それこそ自己満足で偽善ではないのか。問題は深くなるばかりなのですが、残念ながら、メロスは間に合うことで、全てを解決してしまいます。  間に合わなかったときこそ、太宰の書きたいことはもう少しくっきり見えた気がするのですが。  残念ながら、メロスは間に合いました。そして、到着してみて、もう一度、浮かび上がるメロスのウサンクササ。虚栄心がなくなったように見えて、くっきりと現れるメロスの「勇者」意識。この勇者意識は、だから、もっと複雑な奥の方に押しやられたということもできるでしょう。  そして、ここで、もう一度、王様を考えてみて、メロスを反省させてみたいと思うのです。, 中学受験から大学受験までを対象として国語の学習方法を説明します。現代文、古文、漢文、そして小論文や作文、漢字まで楽しく学習しましょう!, 「走れメロス」の読解・解説もいよいよ最終回です。メロスが走ってきた先に、走れメロスを読んできた先に、はたして何が待っているのか?では、最終回。, このシリーズの2回目です。国語教科書に載っている定番教材の解説です。生徒のみなさんが試験勉強に使うのもあり、若い先生が指導案作りの参考にするのもあり、そして、大人になったみなさんがもう一度読み直すの…, 今日は太宰治「走れメロス」の解説です。「走れメロス」をちゃんと読んだら、何がわかるか?太宰はこの作品にどんな仕掛けをしたのか? 今日は、まず「残虐な王」にスポットをあてて、王の立場にたって、王を正当化…, メロスってそもそもなんで走ってるんだっけ? 走れ!「走れメロス」3~教科書定番教材を楽しく, 「山月記」のテーマはどこにあるのか?読みや解釈は自由であることと定番教材としての国語, 「こころ」夏目漱石 近代とは何か?明治の精神に迫る8 Kの死の真相とそれを知っている先生, 「こころ」夏目漱石 近代とは何か?明治の精神に迫る4 先生の「こころ」を読み解く。「精神的に向上心の…, 「信頼に応えるってそんなに奇跡?」 走れ!「走れメロス」4最終回~定番教材を楽しく, 自分勝手なメロス「そもそもその時間で間に合うの?」 走れ!「走れメロス」2~教科書定番教材を楽しく.