捨て猫、野良犬など、保護された動物専用です。ブリーダー・ペットショップ等生体販売にかかわる方は参加できません。, 同居の工夫

その他、腎臓の発育不全奇形、水腎症、嚢胞腎など。, 炎症性疾患の各症状と同時に剥離上皮細胞が多量に含まれる場合、粘膜上皮の過形成性肥厚、ポリープ、移行上皮癌など。, 多くの疾患で尿検査で判断できる部分は少ないそうです。しかし尿検査をすることで考えるべき病気の範囲を明確にできることも多く、可能な限り積極的にすべきでしょう。, 以上、すべて、以下専門書(印刷物)および私自身の猫経験に基づいた記載です。私自身は獣医師ではありませんし、獣医学的訓練/職場等の経験も無いことをお断りしておきます。, カラー写真も多く、詳細に説明されています。獣医学専門書ですから高いし(9000円)、誰もが買うべき本ではないかもしれませんが、愛猫のことを真剣に考えている人であれば、持っていて決して損のない一冊だと思います。, 猫と泌尿系疾患は、残念ながら、切っても切れない悪縁ともいえるもの。難しい専門書ではありますが、愛猫を若くして尿路結石等で失いたくない人におすすめの本。. 犬や猫が多飲多尿になったり頻尿になったりした場合、尿検査でも尿比重を調べることがあります。尿比重を測定した時に、正常値より高いあるいは低い場合、どんな病気や原因が考えられるのでしょうか、獣医師がわかりやすく解説していきます。 猫の年齢、食事内容や飲む水の量、季節、環境、その他により変化しますので rakuten_design="slide";rakuten_affiliateId="00973573.73568a9f.0b79b786.00ea652c";rakuten_items="ctsmatch";rakuten_genreId="0";rakuten_size="200x350";rakuten_target="_blank";rakuten_theme="gray";rakuten_border="off";rakuten_auto_mode="on";rakuten_genre_title="off";rakuten_recommend="on";rakuten_ts="1541732533974"; 里親募集掲示板

尿は腎臓でつくられて膀胱にためられ、尿道を通って排泄されます。必要十分な尿がつくられて適切に排泄されないと病気になってしまいます。(逆に、病気のために充分な尿をつくることができないケースもあります。), 人も犬も猫も赤ちゃんとして生まれてから亡くなるまで(ほぼ)毎日尿をつくって出し続けています。時にはおもらしをしたり、うれション、マーキング、スプレー行動、大切なものにわざとおしっこをかけたりと私達を困らせてしまうこともありますが、尿は体の状態を教えてくれる大切なものなのです。動物達も尿の排泄のしかたには個性(こだわり?)があり、上手にペットシーツにできる犬、どうしてもお散歩でないとしてくれない犬(台風でも、大雪でも、飼い主さんが体調不良でフラフラな時でも!)、トイレ砂にこだわりのある猫、1回でも排泄の跡があるとトイレで用をたしてくれない猫など様々です。, 毎日何気なく接し、処理している尿ですが、尿はどのようにつくられ、どのような情報を私達に教えてくれるのか知っていますか?まず、少し難しいですが、尿はどのようにしてつくられるのかみてみましょう。, 尿をつくる腎臓は、背中側に1対あるそら豆状の器官です。(腎臓の形は動物種によって異なりますが、人、犬、猫ではそら豆状です。), 腎臓はネフロン(腎単位)というものが集まって構成され、ネフロンは腎小体(毛細血管がくるくると球状のかたまりになっている糸球体と、それをとりかこむボーマン嚢)でできています。ボーマン嚢は、糸球体を通った血液から濾過されてしみ出した液体(原尿)を集める尿細管につながっています。尿細管は原尿から体に必要なものを再吸収し、不要なものを分泌しています。このようにして腎臓で血液からつくられた尿は腎臓と尿管をつなぐ腎盂に集まり、輸尿管を通って膀胱にためられ、尿道を通って体外に出されます。上記のように、腎臓には尿をつくり、体の中でつくられたいらないものを排泄する働きがありますが、もう少し詳しくいうと、腎臓は尿を生成することによって細胞外液(血液中の液体成分である血しょうや体を構成する細胞のまわりにある液体)の水分量や電解質、ミネラル、浸透圧、pHを一定に保ち、体にとって有用なものを再吸収することで体にとどめ(ブドウ糖、アミノ酸などは100%、他に必要な量の水や電解質を再吸収)、体にとっていらないもの(アンモニア、クレアチニン、パラアミノ馬尿酸などは100%、他にはほとんどの尿酸、尿素、硫酸塩など)を除去しています。これらの物質を再吸収するか除去していくかの作業は尿細管で行われています。, 尿検査は上記のような腎臓、上部尿路(腎盂、尿管)、下部尿路(膀胱、尿道)の状態を知り、健康か?病気か?病気の場合どこのトラブルなのかを知る手がかりとなります。尿検査は(採尿にはちょっとしたテクニックと動物の個性との兼ね合いがありますが)動物に苦痛を与えることなく検体を採取することができます。(状況によってはカテーテルや膀胱穿刺が必要なこともあります。)また、尿検査は多くの情報を得ることができますが、尿検査だけで全ての健康状態を把握できるものではなく、診察(身体検査、問診、視診、聴診、触診など)、血液検査、レントゲン、超音波などの画像診断(時にはCT、MRIなど)の検査結果を総合して診断します。, 尿検査は主に排尿のトラブルのある時、例えば何回もトイレに行って排尿姿勢をとるが尿が出ない(出が悪い)、いつもはトイレを失敗しないのにあちこちで少量の尿をしてしまう、血尿がある、排尿した跡がキラキラしている、尿が濁っている、多飲多尿がある、またそれらの症状に加えて嘔吐があるなどのときに実施します。, 犬、猫で多いのは細菌性もしくは非細菌性の膀胱炎や尿路閉塞などの下部尿路疾患です。膀胱炎になると膀胱に炎症がおきて少しずつつくられている尿に対して過敏になり、少量の尿を何度もあちこちでしたり、炎症産物や結晶、結石がつまって(栓子)尿が出なくなり、緊急事態になることも少なくありません。(特にオス猫は尿道が細く長いためリスクが高いです。)また、結石は尿道だけではなく膀胱内や腎臓にできてしまうこともあります。, 尿路閉塞をそのままにしておくと、おなかが痛かったり苦しいだけでなく、排尿による老廃物の体外排泄ができないため尿毒症になったり、大きくなった膀胱が破裂するなど命取りになってしまうこともあります。このような時は排尿障害の他に嘔吐もともなってきます。上記のような場合は状況により自然排尿、圧迫排尿、尿道カテーテル、膀胱穿刺のいずれかの方法で尿をとり、尿検査を実施します。, 正常な1日あたりの尿量は犬の場合体重1kgにつき20~40ml、猫の場合体重1kgにつき18~25mlといわれています。体重1kgにつき50ml以上の尿は多尿、7ml以下を乏尿(尿量の低下)、2ml以下もしくは尿の産生がないことを無尿といいます。(正確な尿量を調べるには「代謝ケージ」という特別な装置を必要とします。)また、犬の正常な飲水量は1日あたり体重1kgにつき50ml以下です。多飲多尿の原因としては投薬(利尿剤、副腎皮質ホルモン剤など)、高塩食、一部の抗生物質、腎疾患、上部尿路感染症、糖尿病、子宮蓄膿症、尿崩症(中枢性および腎性)、副腎皮質機能亢進症や低下症、肝機能不全、甲状腺機能亢進症、高カルシウム血症、低ナトリウム血症などがあります。また、尿検査の結果には、朝起きて一番の尿なのか、食前、食後、飲水、運動の後なのかによって数値に影響があるので、いつの尿を採取するのか指示に従うようにしてください。(特に犬では尿の比重は朝一番の尿でないと信頼するデータが得られません。)また、尿は時間の経過や光にあたること、温度などによっても数値や性状が変化しやすいものなので排尿後清潔な容器に採ってから30分以内のものを検査に使用することが望ましいです。, 尿の色調、混濁度、臭気、泡の有無などをみます。色調は淡黄色~黄色が正常ですが、異常があると様々な色調を示します。例えば赤い色の場合、尿路系の出血の時は遠心をすると赤血球などの血球成分は下に沈み、上清は淡黄色になりますが、ヘモグロビン尿やミオグロビン尿は遠心をしても細胞成分が分離せず、上清はやや茶色がかった赤のままです。混濁度は正常では透明ですが、濁ってくると細菌や細胞成分、結晶、分泌物(粘液、脂肪滴、精子など)を含みます。泡が顕著な尿はタンパク尿を疑います。臭気にも異常がないか確認します。, 正常な尿は尿細管で糖を再吸収されるため、尿中には出てきません。尿糖がみられる時は尿細管の再吸収能力を超えるような持続的高血糖(糖尿病)や尿細管機能異常によるものが疑われます。このような時は血糖値の測定をし、血液検査でも高血糖(犬で180mg/dl以上、猫で280mg/dl以上)を示すのかを調べます。血糖値がそれより低い時は尿細管機能の異常を考えます。, 正常値…尿比重1.020以下の時は陰性。また犬、猫では比重が1.035以上の濃縮尿の時は反応が+(30mg/dl)であっても正常とします。, アルブミンより大きな分子のたんぱくは糸球体から濾過されず原尿中には出てきません。軽度の陽性では尿路系の炎症や出血によるものが疑われますが、重度の陽性は糸球体疾患を疑います。重度の尿タンパクが出現している時は、尿タンパク/尿クレアチニン比を測定して(検査センターへ外注)より詳しい検査が必要となり、あわせて腎臓についての精密検査を実施します。, 正常値…犬では尿比重1.020以上では+(0.5mg/dl)を示すことがありますが、猫では陰性尿中のビリルビンを検出します。ビリルビン尿は臨床的な黄疸に先立って認められます。猫で陽性、犬で有意な陽性が示された場合は肝胆道系疾患や溶血性疾患を考えます。, 本来は胆道閉塞の指標として用いられる検査ですが、犬、猫では充分な信頼性のあるデータが得られないので評価しません。, 犬、猫などの肉食動物(犬は肉食に寄った雑食動物、猫は完全な肉食動物)の尿は酸性を示します。(草食動物はアルカリ性の尿を排泄します。)尿pHは食餌の内容や採食の状況(食前か食後か)、膀胱内の細菌の増殖、体の酸-塩基のバランス、尿細管機能によって変化します。体の酸-塩基のバランスは血液検査もあわせて評価しますが、下部尿路疾患の時はアルカリ尿が問題となり、結晶(特にストラバイト結晶)や結石のリスク、膀胱内の細菌増殖が考えられます。, 尿比重は水を1とした時の尿の重さの比を表します。わかりやすくいうと尿の濃さを表すものです。上に犬、猫の尿比重を記しましたが、健康な動物ではたいてい1.030以上となります。, 尿比重が1.008~1.012の尿(臨床的には犬1.012~1.030、猫1.012~1.035)は「等張尿」といい、尿の濃縮が行われていない(薄い尿)状態を示します。腎機能の低下(慢性腎不全)の時などにみられます。血液検査ではBUNやクレアチニンの上昇がみられるようになりますが、尿比重の低下のほうが早く始まります。臨床的には多尿となります。(脱水の時は血液中のBUNの上昇が認められても尿比重は高い値を示し、尿の濃縮が認められます。)また、尿比重がもっと低く、1.008未満の時は「低張尿」や「希釈尿」とよばれ尿崩症などの時にみられます。また、正常値を上まわる濃い尿は「高張尿」とよばれ、脱水や尿石症のリスクがあります。犬で1.050以上、猫で1.060以上は著しい脱水を示唆し、危険な状態です。, 尿中のヘモグロビン(赤血球に含まれる、酸素と結合して全身に酸素を運ぶ働きをするタンパク質)を検出します。陽性の場合、血尿(遠心をすると赤血球などが沈み、上清が淡黄色となる)か、ヘモグロビン尿(遠心しても色が変わらない)のか鑑別をします。血尿の場合は尿路系の出血を示し、ヘモグロビン尿の場合は血管内溶血性疾患を考えます。また、試験紙はミオグロビンにも反応を示しますが血液を遠心した時の血しょうは赤い色を示しません。ミオグロビン尿は重度の筋肉損傷を示します。, ブドウ糖が足りなくなってしまった(枯渇した)状態で脂肪酸が燃焼されると燃えカスとして肝臓でケトン体ができます。尿中ケトン体が陽性の場合ケトーシス(体内のケトン体が異常増殖してしまう状態)を示します。飢餓や糖尿病のときに検出されます。特に糖尿病で尿糖とともにケトン体が検出される時は、糖尿病性ケトアシドーシスという極めて重篤な状態を示します。, 尿中の細菌の増殖を示すもので、人では重要ですが犬、猫では信頼のおけるデータが得られないので評価しません。, 尿中の白血球数をみますが、犬、猫では尿沈渣の鏡検のほうが正確です。白血球の増加(膿尿)の原因は包皮や膣の分泌物による汚染、尿路感染、無菌性膀胱炎、腫瘍、結石、糸球体腎炎(まれ)、発熱などです。, 尿に混入している不溶性の成分(溶けこんでいないもの)を遠心分離して沈めたものを尿沈渣といいます。健康な動物の尿では沈渣はほとんど認められません。尿沈渣は顕微鏡で検査をします。, 尿路系の出血があることを示します。正常の尿では顕微鏡で400倍に拡大した1視野(HPF)に5個以内であり、それ以上の場合出血と判断します。(出血後時間が経過し、赤血球が壊れて細胞の中身が溶けだして赤血球の輪郭だけ確認できるものも「赤血球ゴースト」として赤血球に数えます。, 血尿は、下部尿路疾患、無菌性膀胱炎、前立腺疾患、外傷(外因性、手術、結石)、腫瘍、レプトスピラ症、尿路寄生虫、糸球体腎炎、血小板減少症などでみられます。腎出血がある時は赤血球円柱が出現します。, 顕微鏡で400倍に拡大した1視野(HPF)に5個以上で「炎症がある」と判断します。主に認められる白血球は好中球です。自然排尿の場合、外陰部や包皮の炎症に由来する白血球が混ざることもあるので、他の所見と総合して診断します。(カテーテル採尿することもあります。)白血球と上皮細胞の鑑別のため必要に応じて染色して観察することもあります。, 沈渣には扁平上皮細胞(大型の角ばった細胞。主に生殖路由来)、移行上皮細胞(腎盂、尿管、膀胱、尿道由来の細胞。正常でも尿に少数認められます。炎症や腫瘍で多数が尿中に剥離して出てきます。)、腎尿細管上皮細胞(腎尿細管由来、正常でも少数あり)などが出現します。上皮細胞は組織損傷、過形成、剥離に関連して認められますが、評価はその他の検査結果と総合して判断します。, 慢性膀胱炎では、膀胱粘膜の表面を覆う移行上皮の過形成が生じ、剥離する移行上皮が増加します。炎症細胞とともに多数の扁平上皮細胞が認められる時は、膀胱粘膜の慢性刺激(膀胱結石)や前立腺炎が疑われます。異常な上皮細胞の集塊や多数の上皮細胞が認められる時は腫瘍との鑑別のために染色をして観察します。高齢で慢性の血尿があり、多数の移行上皮がみられ炎症細胞がほとんど認められない時は膀胱癌(移行上皮癌)可能性も含めて検討します。, 膀胱炎、膀胱結石などの膀胱内環境の悪化、食餌性、代謝異常、尿の濃縮などによって膀胱内に様々な結晶が析出してきます。また、結晶ができることによって膀胱炎がおきてしまうことがあります。膀胱内に結晶があることがすぐに結石につながるというわけではありませんが体の中でその成分が飽和状態になっているということは間違いないので、必要に応じてレントゲン検査も実施し膀胱内、尿道内、腎臓などに結石があるのか、もしその結石を摘出した場合はその結石の成分は何かなどを調べます。結石は無症状のまま形成され、他のことでレントゲンを撮った時に偶然見つかることもあります。また、結石は膀胱炎がきっかけになる以外に体質や食習慣で形成されていくことも多いので原因を改善していかないかぎり摘出しても再形成されてしまう可能性が高いです。(結石の種類によっては療法食を与えることで溶かしてしまえるものもありますが全ての結石が食餌療法で溶かせるというわけではなく、療法食を与えるためには持病、期間など様々な注意事項があるので綿密な治療計画にのっとって食餌療法を進めていく必要があります。)犬、猫にみられる尿中の結晶はいろいろなものがありますが特に重要なものは下記の結晶です。, 最も多くみられる結晶で、アルカリ尿で認められます。主な原因は食餌性、細菌感染です。プリズム形や封筒状で大きさはいろいろです。膀胱炎により膀胱内環境が悪化したことに続発して出てくることもあります。ストラバイト結晶は療法食で溶かすことができます。(ストラバイト100%の膀胱結石も療法食で溶かすことができます。), 酸性尿で認められることの多い結晶です。主な原因は食餌性、体質性です。無色で正八面体の結晶であり、膀胱炎は結晶の形成には関与していません。療法食により結晶が作られないようにコントロールしますが溶かすことはできません。(シュウ酸カルシウムの結石も療法食で溶解させることはできません。), 高シュウ酸、高カルシウム尿で形成される結晶です。食餌の影響が大きいです。ビスケット状またはダンベル状をした結晶です。1水和物と同様、膀胱炎は関与せず、療法食によりコントロールします。この結晶、結石も療法食で溶解させることはできません。, 上記のようにシュウ酸カルシウム結晶、結石は食べ物の影響をとても強く受けます。どのような食生活がシュウ酸カルシウムの結晶、結石をつくらせるのでしょうか?, 良質なドッグフード、キャットフードだけでも体質でシュウ酸カルシウム結晶ができてしまうこともあります。そのような犬、猫たちは専用の療法食と水のみでコントロールしていくしかありません。ところが、食餌性の原因は身近にあり、気をつければ予防できるものもあります。, 野菜、果物、さつまいもなどが大好きな犬はたくさんいます。“味付けしていないから”、“ほんの少しなら”、“ついかわいくて”、“どうしても欲しがるから”、“ドッグフードだけでは食べてくれないので”、“毎日のご飯だから安全なものを選んで愛情込めて手作りしてあげたい”など様々な理由があると思います。ただし知っておいてもらいたいのは、それらの野菜、果物などには多くのシュウ酸を含んでいるものがあります。犬、猫は人と異なり自分の体でビタミンC(アスコルビン酸)を合成することができます。人のように食べ物から摂取する必要はありません。またビタミンCはシュウ酸の前駆物質(体の中でシュウ酸に変わっていく物質)なので過剰な摂取は高シュウ酸尿の原因になってしまいます。(どの程度が過剰なのかは個体差があります。), また、同様にして犬で「肉」を食餌に加えているケースもよくみられますが大量のタンパク質(特に肉類)の摂取は注意が必要です。体の中のカルシウムとリンのバランスは何を食べようと犬でカルシウム:リン=1~2:1、猫でカルシウム:リン=1~3:1になるように保たれています。肉には大量のリンが含まれていますがカルシウムはほとんど含まれていません。(自然界の肉食動物は「お肉」つまり「筋肉だけ」を食べているのではないので食餌に肉を加えることは栄養的にも異なります。食餌から大量のリンを摂取すると、体はその量に合わせて自分の骨からカルシウムを抜き出し、その結果尿中のカルシウム濃度も上昇しシュウ酸カルシウム尿石症のリスクが高まります。カルシウムの添加ももちろん高カルシウム尿をひきおこします。, 栄養バランスの考慮された(総合栄養食)のフードは(ドライでもウエットでも)カルシウム・リンバランスは調整されています。また、猫の嗜好性を重視したウエットフードの中には総合栄養食ではないものも多く販売されています。良質のドライフードとあわせて嗜好性をアップさせるために加える程度とするか総合栄養食のものを選んで与えるのが良いと思います。人間の食べ物の取り分けや市販の犬猫用のおやつやチーズ、ハム、煮干し、鰹節、カニかまなどに含まれる塩分(ナトリウム)も高カルシウム尿を引き起こします。, どうしてもドッグフード、キャットフードを食べてくれない、トッピングなしでは食べてくれない食習慣が身についてしまっているなど、理想はわかっていても現実はなかなか難しいのはよくわかります。でも、過剰な肉類(高タンパク)、野菜、果物、サツマイモ(ビタミン過剰)、人間の食べ物や市販の犬猫用のおやつからの塩分(高ナトリウム)の取りすぎには注意してください。シュウ酸カルシウムの結晶、結石は療法食では溶かせない、シュウ酸カルシウム結石は手術で摘出するしかない、腎結石の原因にもなる、食餌が変わらない限りつくられ続けるということは頭の隅においといてください。, 酸性尿で形成される褐色で球形をした結晶(新鮮なものでは多数の棘を持っています。)。高アンモニア血症をおこす病気があると出現してきます。ダルメシアンでは家族性に体質を持っているものもいます。食餌療法が必要となります。尿酸アンモニウムの結石はレントゲンにはうつりません。, 結晶の形をとらない結晶のできそこない。正常でもみられますが、続く場合は要注意です。それぞれがくっついていくと一定の形をとってきます。無晶性リン酸塩(リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム)はアルカリ尿のときに出現しやすいです。, 尿円柱は主に尿細管で形成されます。尿細管から分泌されるムコタンパクと血しょう成分、あるいは細胞が寒天状に濃縮されてできる細長い円柱状の構造物です。尿沈渣に含まれるジェリービーンズ状で長さが幅の3倍以上で長軸が平行のものをいいます。腎不全では糸球体から濾過された尿の流れが悪くなるので多く出てきます。, 尿円柱は基質円柱と細胞円柱に分けられます。顕微鏡で100倍に拡大した1視野(LPF)にいくつみられるかで評価します。(100倍(LPF)で1つ程度なら問題なし、400倍(HPF)で複数みられるなら重症), 正常で少数みられることがあるが多数みられる場合は異常。ヘモジデリン円柱は1つでも異常, 顆粒円柱…尿細管上皮の変性したもの。腎不全で多くみられますが正常でもごく少数認められます。), 蝋様円柱…長期の尿細管閉塞で認められます。多数出現している場合は慢性腎疾患の可能性が考えられます。, 脂肪円柱…脂肪滴を含む硝子円柱。脂肪変性した尿細管上皮由来。猫では正常でも尿細管上皮に脂肪を含むため、犬よりも出現頻度が高いです。少量であれば問題となりません。, ヘモジデリン円柱…溶血性疾患や尿細管での出血を示唆します。1つでも認められれば異常です。, 赤血球、白血球、尿細管上皮が封入された円柱。尿細管レベルの出血、炎症、壊死が推測されます。円柱内に細胞成分が3つ以上含まれている時に細胞円柱とします。正常な動物では出現しないので少数でも存在する時は異常所見(臨床的意義が高い)です。, 尿中に含まれる細菌。顕微鏡で球菌か桿菌かを鑑別し、量的な評価(少数、中等度、多数)をします。無晶性の塩類との鑑別が難しい時は染色をすることもあります。1種類の菌がみられる時は膀胱炎を、白血球が認められず、複数種類の菌がみられる時は他からの雑菌の混入を疑います。(時間の経ったサンプルは細菌が増殖していることがあります。), 主にカンジタが検出されます。免疫不全動物(糖尿病、クッシング、免疫抑制剤の投与)などのとき認められることがあります。, as Books 犬と猫の臨床マスターブック -検査の意義とテクニックのポイント- 石岡克己:インターズー, 勤務獣医師のための臨床テクニック ~必ず身につけるべき基本手技30~ 石田卓夫:チクサン出版社, 小動物の臨床病理学マニュアル 日本獣医臨床病理学会編小野憲一郎、髙橋栄司 :学窓社.