誰でもレッテルを貼られることには抵抗がありますが、ついつい他人に対してのレッテルは貼ってしまうものです。, 「あの人はこうだ」「この人はこういう人なんだ」と、相手にレッテルを貼り付けてしまうと、その人の本質が見えてなくなってしまうことがあります。, 学校や会社で、または私生活を送る中で、時々「レッテルを貼る」という言葉を耳にすることがあると思います。, 例えばある人に対して、「あの人はレッテルを貼られている」と誰かが言ったり、または自分で「私は人からレッテルを貼られて辛い」と言ったりする人もいます。, レッテルを貼る、もしく貼られることに対して、誰もが漠然と悪いイメージを抱いていることが多いです。, しかし、何故悪いイメージが抱かれるのか、またどんな人がどんな時にレッテルという言葉を用いるのかなど、ハッキリと分かっていない人もいるかもしれません。, そこで、レッテルとは何なのか、どのような場面で使われるのかなどについて以下にご紹介していきます。, 日本語ではないため、この言葉をまったく聞き覚えのない人にとっては、レッテルが何を意味する言葉なのか、ほとんど想像もつかないことでしょう。, 一方で、何となくの意味は分かっていても、もっと具体的な意味や、レッテルという言葉の由来については知らないという人も多いことでしょう。, レッテルについてまったく知らない人、そして「なんとなくは分かるけど、ちゃんとした意味は知らない」という人のために、まずはレッテルの意味からご説明していきます。, レッテルを辞書で引くと、「ある人物や物事に対する特定の評価」という意味が出てきます。, 例えば、「Aさんは綺麗好きだ」「Bさんは口が上手い」など、自分から見た相手に対する評価がレッテルとなります。, このレッテルは人によって変わりますが、あまりに一方的なレッテルの場合には、レッテルではなく「偏見」と言われることもあります。, しかし、それを知らずに外見だけを見ている人たちは、その人のことを「怖い人だ」と決めつけます。, 一方で、よく知りもしないのに周囲から「怖い人だ」と思われてしまった方は、「レッテルを貼られた」状態となります。, しかし、大抵の人は、その一部分だけを見て、相手に対してついレッテルを貼ってしまいます。, 「あの人は仕事が出来ない」「あの人は足が遅い」「あの人は何でも器用にこなせる」など、勝手に決めつけて、そのイメージ通りの人間だと想像してしまうのです。, しかし、レッテルを貼ることも、それによって生じるギャップも、すべて相手が勝手に思い、勝手に驚くことであり、当人はまったく何も意図しているわけではありません。, そのため、あれこれとレッテルを貼られる側にとってははた迷惑極まりないものなのです。, あなた自身も、無意識に誰かに対してレッテルを貼ってしまっているのではないでしょうか?または、あなた自身が誰かからレッテルを貼られて、嫌な思いをしているのかもしれません。, 「色眼鏡を掛ける」「見方にバイアスがかかる」「先入観を持つ」「偏向する」「烙印を押す」などなど・・。, いずれも第一印象や、相手をよく知らない状態でこちらが勝手に相手を決めつけて判断したり、評価したりすることを意味します。, このレッテルという言葉は、元々はオランダ語の「letter」という言葉からきています。, この小札は商品についての案内や、商品のイメージを作るものですので、これが人や物事に例えられて用いられるようになった結果、人物や物事に対する特定の評価や固定のイメージといった意味に変わりました。, レッテルを貼ることで、どのような危険性があるのでしょうか?レッテル自体が、人や物事に対する決めつけや評価であることはすでにご紹介してきました。, そのためレッテルそのものが、あまり良い意味合いではないということはもうお分かりになっていると思います。, そしてそのレッテルを貼ることや貼られることが、どのような危険性に繋がるのかを以下にご紹介していきます。, レッテルとは、相手を「こういう人間だ」「こういう性格をしているのだ」と決めつけることです。, そうすることで、自分の中で相手に対する評価が決定されてしまい、よほどのことがない限りはそのレッテルが剥がれることはありません。, そしてまた、一度相手に対してレッテルを貼ってしまうと、相手に対する好奇心まで失ってしまいます。, 例えば毎回会う度に、そして話をする度に変幻自在に外見が変化し、話す内容も違う人であったなら、その人に対する印象はその都度違って、相手に対する好奇心も失われることはないでしょう。, そのため、相手に対して「この人はこういう人なのだ」とレッテルを貼ってしまうと、自分の貼ったレッテル以外の部分が自然と見えなくなってしまいます。, 相手がもしいつもとは少し違った様子や話をしていたとしても、直ぐには気付くことが出来ないのです。, また、相手の性格に対してもレッテルを貼ってしまうと、例えばそのレッテルが良くないものであった場合に、相手が善いことを行っても、それで相手を見直すことは中々出来ません。, 相手に対する好奇心を失うということは、すなわち相手の変化には気付けないということです。, レッテルを貼ると、自然と相手に対する好奇心が失われ、そしてそれ以上は相手に対して興味がわかなくなります。, 例えば何年も仲良く一緒に過ごしている異性の友人がいたとして、どちらかが「ずっと友人だ」というレッテルを貼っていると、その先で友人同士が恋愛に発展することはありません。, 例え片方が恋愛感情を抱いたとしても、レッテルを貼ったもう片方は、友人を「友人以上の存在」として見ることは出来ず、また恋愛対象としての興味を抱くことは出来ません。, そのため、もし友人だと思っていた存在から告白をされた場合には、そのきっかけから異性として相手を見ることが出来るようになるか、または相手を拒絶してこれまでの友人関係を失くしてしまうことでしょう。, レッテルを貼ることで相手に対する興味を失くすということは、場合によっては相手にとって残酷な出来事となることもあるのです。, 例えば会社で「性格が悪い」とレッテルを貼られて、周囲の人に嫌われている人がいるとします。, しかし、その人自身の本質については、もちろん誰も全て理解出来ているわけではありません。, そのため、もしその人にボランティア精神があり、休日にはボランティア活動に勤しんでいるという事実を周囲の人が知ったとしても、見直す人もいるでしょうが、「偽善者きどりだ」「良い人に見られようとしてやっている」などとあくまでも悪い印象に取られてしまう場合が多いのです。, 特に元々悪いレッテルを貼られてしまっている人の場合には、少しくらい善行をしただけでは周囲のレッテルは剥がれることはありません。, それどころか、例で挙げたようにわざと善い行動をして良い人に見られようとしているといったように、悪い印象をさらにねつ造されてしまう恐れもあるのです。, そのため、レッテルを貼った張本人が考え方を改めない限り、レッテルが剥がれることはありません。, レッテルを貼られる人よりも、レッテルを貼ってしまう人の方が、自分の周囲に対しての視野が狭くなってしまいます。, レッテルを貼ることで、「あの人はこう」「この人はこう」という相手に対して決まった評価しか出来なくなってしまうため、相手の本質や意外性に気付くことが出来なくなってしまいます。, 特に経営者のように、人を雇う立場にある人がレッテルを貼るタイプだと、優秀な人材の発見や、人それぞれに持つ成長可能な部分を見抜くことが出来ずに、失敗する恐れもあります。, また、物事に対しても、想像力が豊かな人は自分の周り360度すべてに視野を広げることが出来ますが、「これはこう」とレッテルを貼ってしまう人では、自分の目の前のものしか見ることが出来ないため、柔軟性がなく決まったものの見方しか出来なくなってしまいます。, 視野が狭くなると、それだけ柔軟な考え方やものの見方が出来ずに、偏見や凝り固まった考えしか持つことが出来なくなくなるのです。, そしてまた、それ以外の可能性を口にする人に対しては否定的になり、あらゆる可能性に気付くことも難しくなります。, その壁を見て、もしあなたが「この壁は越えられない」とレッテルを貼ってしまえば、実際にその壁を越えることは不可能でしょう。, しかし、もしもあなたが「どうにかして壁を越えよう」と考えるのなら、壁を越えるために知識を増やしてあらゆる経験を積む内に、壁を越えられる日が来るかもしれません。, レッテルは大抵悪い意味で用いることが多いため、レッテルを貼ってしまうとそれ以上ポジティブな考え方が出来なくなってしまいます。, レッテルを貼ることは、今以上に知識を増やそう、経験を積もうという気持ちを自ら失くしてしまうことでもあります。, 先にも挙げたように、レッテルを貼るとそれ以上知識を増やしたり、経験を積んだりすることが出来なくなってしまいます。, 人間は考える思考を持った生き物ですので、病気で何も考えられなくなってしまう以外は、死ぬまで思考を続けるものですし、また本人の意志さえあれば成長だってし続けることが出来ます。, 「成長」という言葉を聞くと、若い人で想像してしまいがちですが、何歳になっても成長は出来ます。, しかしあらゆる人や物事に対してレッテルを貼ってしまうと、どんなに年齢が若くてもその時点で成長は止まってしまうのです。, 人は未知の出来事に対して、不安や恐怖といった感情以外にも、ワクワクやドキドキといった楽しみや興奮の感情を抱きます。, ワクワクするのは自分がまだ知らない出来事に出会う時に起こりやすく、そこで感じる気持ちはきっととても新鮮なものでしょう。, しかしそのワクワクやドキドキも、慣れてしまうとマンネリ化して、淡々としたものになってしまいます。, どんなに自分が好きなことでも、繰り返し行っている内に刺激が減り、事務的な作業になってしまうことも少なくはありません。, レッテルを貼ってしまうことで、まさにそのワクワクやドキドキの感情が消えてしまいます。, レッテルとはすなわち決めつけることですので、ある出来事に対して「こうだ」と決めつけてしまうと、それを別の視点から見て楽しむことも出来ずに、また楽しみ方も分からずに、ワクワクすることが出来なくなってしまうのです。, レッテルとはどのようなものなのか、またレッテルを貼ることでどのような危険性があるかについてご紹介してきました。, レッテルを貼ってしまうと、他人に対して偏見のような見方しか出来なくなり、また物事に対しても決めつけが多くなってしまいます。, レッテルをあちこちに貼ってしまう人は他の人と意見の食い違いでトラブルになることも少なくはありません。, しかし、本人は自分のレッテルが原因だとは気づかないため、自分の柔軟性の無さや視野の狭さにも気づくことが出来ないのです。, しかし、自分がレッテルを貼っていると気付いた人であれば、これから改善することは十分に可能です。, ついレッテルを貼ってしまう思考をやめるためにも、試してもらいたいおすすめの方法を以下にご紹介していきます。, 例えば人に対するカテゴリ分けであれば、「優しい人」「厳しい人」「仕事が出来る人」「仕事が出来ない人」などです。, 優しい人だと思えば「優しい人」のカテゴリの中にその人を入れますし、また怖い人だと思えば「怖い人」というカテゴリに入れます。, そうすることで相手の性格を判別しますが、それはつまり相手の一面しか見えていないということになります。, しかしそれを知らないため、こっちは勝手に「優しい人」のカテゴリにその人を振り分けてしまうのです。, 例えば優しいと思っていた人が実は厳しい人だった場合や、怖いと感じていた人が実はとても気配りの出来る人だと新たに分かった場合です。, その場合、自分の中の認識(レッテル)とは異なっているため、頭がパニックになって、相手のことを正しく判別することが出来なくなってしまうのです。, それが原因となり対人関係でトラブルが起きたり、人と関わることが怖くなったりすることもあります。, そのため、相手がどのような人物なのか大体の判断はしても、カテゴリ分けはしないようにしましょう。, カテゴリ分けをしていなければ、相手のさまざまな性格が見えた時にも、混乱することなく受け入れることが出来ます。, 初対面の時には外見くらいしか判断材料がないため、ある程度は見た目の印象に頼ってしまうのも仕方がないでしょう。, また、外見による第一印象は、相手と少しコミュニケーションを取れば誤解は直ぐに解けます。, 例えば違う部署に勤めている社員の噂話が、時々自分のいる部署まで届いてくるとします。, 自分自身はほとんどその噂の張本人と接触したことがないため、実際にその人物がどのような人なのかを知りません。, しかし、耳に入ってくる噂話が悪いものばかりである場合には、自然とよく知りもしないその人物のことを、「何だか嫌な感じの人だ」と思い込んでしまいます。, そして直接関わり話す時間が少なければ少ないほど、その印象は根強く残り、レッテルとなってしまうのです。, このように、相手を自分の勝手なイメージで決めつけると、その分レッテルも増えてしまいます。, >偏見・差別になる

髪の毛を茶色くしただけで、非行少年の レッテルを貼ら れた。; 安さが売りのお店を開店したが、安いものは悪いという レッテルを貼ら れて苦戦している。; その本を読んでいるだけで、危険思想の持ち主という レッテルを貼ら れるから気を付けろ。