「作曲したくて書いた作品」だけあって、ベートーヴェンにとっても「第14番」は自信作でした。, ベートーヴェンは友人に「新しい作曲法だ、神に感謝しないと。以前に比べて、まだ創造力は衰えていないよ。」と語ったそうです。, ベートーヴェンは甥のカールと共同生活を送り、面倒を見ていました。 周りの説得もありベートーヴェンはカールとの別れを決意し、カールは軍に入隊します。, その後はベートーヴェンの代わりに、カールの属していた連隊の中将ヨーゼフ・フォン・シュトゥッターハイム男爵が気にかけてくれたそうです。 "14年の歳月をかけて完成した不滅の金字塔、ベルリン弦楽四重奏団のベートーヴェン全集はCD8枚になるが、これで完結。若さゆえの鋭い感性にあふれた初期の2曲と、凝縮された簡潔さを持つ最後の弦楽四重奏曲を、揺るぎのないアプローチで演奏している。ベリー・ベスト・クラシック1000 シリーズ「ドイツ・シャルプラッテン」「キング(ファイアバード/セブンシーズ)」「クラーヴェス」のレーベルから過去に評判の良かった盤を50タイトル厳選して1,000円(2枚組は1,700円)で再リリース。「手軽にホームクラシックを楽しみたい」という初心者はもちろん、クラシックマニアをも「この価格ならコレクションに加えておきたい」というラインナップでお届けする、最強クラシック廉価盤シリーズの登場です。●名門レーベルからの音源多数! ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第15番は、実際には13番目に書かれた作品です。ですので第13番から15番までの大傑作3曲の中では、最も古典的な形式を残しています。この曲の作曲を進めていたベートーヴェンは腸カタルを悪化させてしまい、一時期病床に伏せていました。 ベートーヴェンの「弦楽四重奏曲第14番」は、1825年から1826年にかけて作曲されました。 第6楽章:Adagio quasi un poco andante 横浜みなとみらいホールで無人オーケストラコンサートを開催?! とにかくマイペースで大事に聴いていこうと思っています。 形式や曲想の上でモーツァルトの同じ調の作品(第18番k.464)との関連がしばしば指摘されている。 結成当初は、チェコフィルの国際的名声を高めた名指揮者ヴァーツラフ・ノイマン (Václav Neumann, 1920年-1995年)がヴィオラを担当していた。, 常に暗譜で演奏し、その柔らかく緻密な音楽で20世紀を代表する弦楽四重奏団としての評価を得ている。. 生涯を「迷い」「苦しむ」なかで最後に神の姿を目にした彼の心境だったのではないでしょうか。 Cello:Wolfram Koessel, 【曲の構成】全7楽章 ベートーヴェン「弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 作品127」(1971年6月8-9日/プラハにて)

14番、ラズモ3番、素晴らしいですね。しかし同じように素晴らしい曲がどれほど連なることか。凄過ぎです!, おつかれさまでした。自分が弦楽器奏者でなくてよかった、自分の課題としてでなく気楽に読ませていただきました(笑)高校生の頃はよく木管でモーツァルトなどのクヮルテットを吹いて遊びましたが、この種の曲にはさすがに手を出しませんでした。, ところで1988年頃に「交響曲第10番第1楽章」って ベートーヴェンの「弦楽四重奏曲第14番」は、1825年から1826年にかけて作曲されました。 ベートーヴェンが亡くなる前年の作品で、最晩年の傑作の一つとして知られています。 解説:平野昭. ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第5番イ長調作品18-5は1800年ごろにまとめられた、6曲からなる作品18の弦楽四重奏曲の中の1曲である。. この記事へのトラックバック一覧です: ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第16番ヘ長調作品135 名盤 ~ようやくついた決心~: ベートーヴェン 三重協奏曲(ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏曲 ハ長調 作品56) 名盤, ベートーヴェン 「ミサ・ソレニムス(荘厳ミサ曲)」Op.123 名盤  ~心より出で、願わくは再び、心に入らんことを~, ベートーヴェン 歌劇「フィデリオ」全曲 名盤 ~ベートーヴェン生誕250年記念~, マーラー 交響曲第10番 嬰ヘ短調 <クック補筆全曲版> ~新たなる時代への習作~, ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第16番ヘ長調作品135 名盤 ~ようやくついた決心~, ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第15番イ短調作品132 名盤 ~病から癒えた者の神への聖なる感謝の歌~, ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 作品130 &「大フーガ」作品133 名盤, ハルくんのハードロック・カフェ(管理人の姉妹ブログ) ロック・ミュージックについて楽しく語ります, Der Weg zur Deutschen Sprache/ドイツ語学習中のmicchikさんのブログ, オペラファンの仕事の合間に /クラッシック音楽やフィギアスケートの荒川静香さんを語るブログ. ベートーヴェンが書いた最後の弦楽四重奏曲であり、書き換えを行なった第13番の終楽章を除いては、生涯最後の作品です。第13番以降の作品では曲毎に楽章の数を増やしていきましたが、この曲ではそれをやめて、再び4楽章の形式に戻しました。 店舗でのご購入で特典ご希望のお客様は、各店舗に運用状況をご確認ください。, ※複数枚を一回でご注文された場合、商品がすべて揃うまでに特典の保管期間(発売日より1ヶ月)を経過すると、自動的に特典付与対象外となります。, ※世界初SACD化(6)。ステレオ録音。限定盤※日本初CD化(6)※第6回(1968年)レコード・アカデミー賞室内楽曲部門受賞(5)、第8回(1970年)レコード・アカデミー賞室内楽曲部門受賞(3)※チェコ、スプラフォン社にあるオリジナル・アナログ・マスターテープから2020年にDSDマスターにダイレクト変換した後、2020年にマスタリング※DSDマスター制作::Jan Lzicar in his own studio※マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)※オリジナル・ジャケット・デザイン採用(一部はブックレットにも掲載)※通常ジュエルパッケージ仕様。盤印刷面:緑色仕様※解説:板倉重雄(新規序文解説)他、解説書合計18ページ※一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープに起因します(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録)。ご了承ください。, ベートーヴェン: 後期弦楽四重奏曲集(第12-16番、大フーガ)(1965-71年アナログ録音)、弦楽四重奏曲第12番(1961年録音)<タワーレコード限定>, 発売日前日までオンライン限定ポイント10倍 [※オンラインからの店舗予約・取置は対象外], 彼らはベートーヴェンを好んで演奏する理由に「理性と感情の深く結び合った曲」「哲学や美学や道徳といったものを深く考えさせられるもの」であることを挙げ、とくに後期の弦楽四重奏曲は彼の「自画像」、すなわち「精神や思考の反映」であり、これらを演奏することにより聴き手に「精神の安らぎと、新たな生命力」を与えることができる、と語っています(「音楽現代」1976年11月号)。作品に内在するこうした深い内容を表出するための彼らの努力は驚くべきものでした。1956年以来、不変のメンバーで活動し、弦楽四重奏団には珍しい暗譜演奏を旨とする彼らのプラハでの日常は、毎朝午前8時にチェロのコホウトの自宅に集まり、5時間練習するというもので、新曲の暗譜には6~7週間もかけていました。そして、過去に幾度となく手がけた作品でも慣れて弾こうとせず、音程、音色、ハーモニー、リズム、テンポといった基本を確認しあって演奏に臨んでいました。当セットに収められたベートーヴェンが1曲1曲、時間をおいて録音されたことは、まさに彼らのこうした厳しい姿勢の現れと言えるでしょう。そして、その時点での彼らの究極の姿が美しいアナログ・ステレオ録音により捉えられています。, 今回の再発に際して、チェコ本国でのオリジナル・アナログ・マスターテープからのダイレクトDSD化は非常に丁寧な作業で進められており、日本に届いたレコーディングデータ上でも、マスタリングに際しての細かな指示や音源の特徴が列記されていました。今回のマスタリング時においても、極力オリジナルの雰囲気を損わないよう留意しています。それにより、かつてないほどの解像度・空気感をも再現することができました。, https://cdn.tower.jp/za/o/74/4549767104874.jpg. Viola:Dan Avshalomov 6.

いなかったのでしょうね。, 弦楽器奏者であっても課題にしようなどと大それたことは考えませんね。(どだいムリな話です)(笑) 第3楽章:Allegro moderato - Adagio(11小節しかない) カールは素行が悪くベートーヴェンが苦労したと言う説もあります。 第2楽章:Allegro molto vivace « 2020年東京オリンピック開催決定! | とってもとっても楽しみです。 ここでのベートーヴェンは なんと晴れやかなのでしょうか!まるで前作の「第14番」で "やりきった感"を表している様にも思えます。しかし、そんな彼の心とは裏腹に身体的にはボロボロだったベートーヴェン・・・。この作品は、そんな状況を全て受け入れた上で それでも、明るく、前向きに、生きて行こうとする男の"人間賛歌"のように 私は感じます。 ベートーヴェン: 後期弦楽四重奏曲集(第12-16番、大フーガ)(1965-71年アナログ録音)、弦楽四重奏曲第12番(1961年録音)<タワーレコード限定> 「第14番」はその感謝の気持ちを表して、シュトゥッターハイム男爵に献呈されました。, 当時の音楽雑誌には「音楽を楽しみたい人は、ベートーヴェンのこの作品を聴くべきではない。」と書かれたそうです。 クラシック音楽「名曲」の解説と名盤(Musica Classica) All Rights Reserved. 聴けば聴くほどに素晴らしさが増して感じられる作品ですね。, この曲ではアルバンベルクQはとても良いと思っています。お薦めと言われると、やはりエマーソンQとジュリアードQになりますが。, お付き合い頂きまして、どうもありがとうございました。 CDですが、最近 聴いている エマーソンQ、アウリンQ(あ~、間に合って良かった(笑))も良いのですが、ゲヴァントハウスQとズスケQが 私のお気に入りです。, ベートーヴェンの四重奏の特集は、このブログをスタートしたときから「いずれは」とずっと思っては尻込みをしていたテーマでした。それを実現できたのは、このジャンルを同じように大切にされているヨシツグカさんをはじめとする皆さんのおかげです。様々なご感想、ご意見を聞くことができたのも、かけがえのないことでした。こちらこそ本当にありがとうございました。, それにしても聴力を完全に失い、体調を崩した中で、このような曲の創作を行なえる精神力には脱帽しますね。, この曲は、記事の中ではエマーソン、ジュリアードを一番に挙げましたが、ゲヴァントハウスQやズスケQのようなオーソドックスなスタイルが魅力ですね。やはり前作までとは異なる開放的な曲想のせいだと思います。, ついに、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲シリーズも、最後の第16番に到達されましたね!本当に長丁場お疲れ様でした。さて、この第16番ですが~、第12番に始まる後期作品群で、一層内省的で深い充実した芸術境を極めたベートーヴェンが~、ここでは肩の力を抜いて自然体の明るい解脱境に入った、純朴で清澄な音楽を紡ぎ出していて、聞いている私も慰安され~解放されるのですね。, 例えが、少し適切ではないかも知れませんが~、モーツァルトの影響も残しつつ、若きベートヴェンの純朴さと青雲の志をも垣間見させる、弦楽三重奏曲の爽やかさと明るさにも一脈通じるような感じがするのですよね。, しかしながら、この作品に関しても~私の鑑賞歴は貧弱で、アルバン・ベルク四重奏団とスメタナ四重奏団のみで~、未だにこの作品の真髄を伝えてくれる演奏には、巡り会っておりません。お薦めはどの演奏なのでしょうか?, 前人未到のこのシリーズ、ついに最後の16番までやり抜かれましたね。おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。, 「ようやくついた決心」ー『不滅の恋』という映画があり、その映画では「決心」についての謎解きをしていました。その場面はこの場では書きませんが、哲学的なことを意味するのではなく、日常生活のある場面でのことを指していました。, さて、私の場合は相変わらずラサールを聴いていますが、彼らはこの問題についてはまったく関心が無いようで……「楽譜にすべて書いてあるだろ!」とでも言いたげに、楽譜にのみ意識を集中しているようです。, 感情や感傷など、まったく考慮に入れていない演奏。その徹底ぶりが、かえって清々しくかんじます。, さすが、新ウィーン学派が基本テリトリーの団体だけあって、この曲に新しい角度から光を当てていますね。, ラサールは13番が最も優れているーと言うか、曲の志向性と団体の志向性が最もあっている-と思いますが、16番も案外、この団体にあっているのかも知れませんね。, 仰る通り、この曲は「悟りを開いた」かのようなベートーヴェンを想わせます。 それは当時の音楽と比べると"一般的でない"と感じられたからでした。

4. 収録時の演奏を再現... 隠れた名曲の筆頭かもしれない。ベートーヴェンの弦楽五重奏曲は3曲と数えられることがあるが、他の2曲、Op.4はOp.103の. ベートーヴェン自身やシューマン、シューベルトらの天才が感じた傑作の要素は、凡人が一聴しただけではわかりにくくかったのかもしれません。, 【収録曲】 ベートーヴェンが亡くなる前年の作品で、最晩年の傑作の一つとして知られています。, ここでは、ベートーヴェン「弦楽四重奏曲第14番」の解説と名盤を紹介したいと思います。, Violin:Peter Winograd, Laurie Carney さて、ベートーヴェン最後の四重奏曲「第16番」。 ドイツ・シャルプラッテン・レーベルとは・・・1953年、旧東ドイツ(ドイツ民主共和国)に設立された旧東ドイツ唯一のレコード公団。「ヨーロッパの音楽、特に全時代を通じてのドイツ音楽の、古典的な伝統の伝導」という制作方針によって数多くの名演奏、名録音を生み出してきました。スイス・クラーヴェス・レーベルとは・・・1968年に創立され、女性社長であるマルガリート・デュッチュラー・フーバーがプロデューサーも担当、フーバー氏が亡くなった現在も彼女のポリシーを貫き、活発な録音活動を続けています。名盤は数知れず、とりわけ室内楽の録音には定評があります。●10:2セール実施!特典CD2作品を応募者全員にプレゼント!詳細はCDに封入されている応募要項をご覧下さい。", 注記:Amazon.co.jpが販売・発送する一部の商品は、お一人様あたりのご注文数量を限定させていただいております。お一人様あたりのご注文上限数量を超えるご注文(同一のお名前及びご住所で複数のアカウントを作成・使用されてご注文された場合を含みます。)その他Amazon.co.jpにおいて不正なご注文とみなす場合には、予告なくご注文をキャンセルさせていただくことがあります。, 全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。, さらに、映画もTV番組も見放題。200万曲が聴き放題 1800年、30歳になったベートーヴェン。音楽の都ウィーンで着実に大作曲家としての地位を築きます。【作曲家デビュー・傑作の森】では、現代でもお馴染みの名作を連発。作曲家ベートーヴェンの躍進劇に、ご期待ください!, 隠れた名曲の筆頭かもしれない。ベートーヴェンの弦楽五重奏曲は3曲と数えられることがあるが、他の2曲、Op.4はOp.103の管楽八重奏の《パルティア》の改作(編曲)、Op.104は3つの《ピアノ三重奏曲》Op.1から第3番ハ短調の編曲であるので、オリジナルの弦楽五重奏曲はこのOp.29だけだ。, 1800年12月15日付けの出版社に宛てた手紙に、弦楽五重奏曲の作曲について言及されているが、実際に残されているスケッチ帳は1801年のものである。交響曲第1番を完成させた後であり、バレエ音楽《プロメテウスの創造物》を作曲していたころに着手されたと思われる。, 第1楽章、ハ長調のアレグロ主部主題は、交響曲第1番や《プロメテウスの創造物》序曲と同じように、2度調(ハ長調に対して2度上のニ短調)に連結されて繰り返される。, 注目すべきは終楽章だ。8分の6拍子の急速なプレスト楽章で、強いアクセント打撃で和音を、ピアニッシモでトレモロ奏する高音域に、第1ヴァイオリンがまるで閃光が走ったかのような鋭い音形で割り込む。この開始部には、ハ長調でありながら嵐のような不気味さが漂う。これはまさしくバレエ音楽《プロメテウスの創造物》の序曲後の導入曲《ラ・テンペスタ(嵐)》の木霊であり、7年後の交響曲第6番《田園》第4楽章「雷鳴・嵐」につながる、遠い前触れ予震だ。, 弦楽四重奏曲は第16番まで書いたベートーヴェンですが、弦楽五重奏はオリジナル作品が1曲しかないとは驚きです。弦楽四重奏にヴィオラを足した(2ヴァイオリン、2ヴィオラ、チェロ)編成で作曲されました。, 四重奏に比べると演奏機会は多くないようですが、直前に書かれた交響曲第1番や、後の傑作《田園》とも繋がりを見出せる重要作品のひとつです。交響曲作曲家としてデビューを果たし、名作が怒涛のごとく続く「傑作の森」に分けいっていく準備なのでしょうか。, 小山実稚恵、平野昭著 『ベートーヴェンとピアノ「傑作の森」への道のり』(音楽之友社). ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第15番は、実際には13番目に書かれた作品です。ですので第13番から15番までの大傑作3曲の中では、最も古典的な形式を残しています。この曲の作曲を進めていたベートーヴェンは腸カタルを悪化させてしまい、一時期病床に伏せていました。 。クラウドに好きなだけ写真も保存可能。, Amazonはお客様のセキュリティとプライバシーの保護に全力で取り組んでいます。Amazonの支払いセキュリティシステムは、送信中にお客様の情報を暗号化します。お客様のクレジットカード情報を出品者と共有することはありません。また、お客様の情報を他者に販売することはありません。, このショッピング機能は、Enterキーを押すと商品を読み込み続けます。このカルーセルから移動するには、見出しのショートカットキーを使用して、次の見出しまたは前の見出しに移動してください。, ベートーベン初期四重奏の名曲4番、5番に後期四重奏では軽く見られがちな16番ならばウィーン系の四重奏団を選ぼうかという気にもなるが、このズスケ盤の典雅さは際立っていてお薦めである。, 商品詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。チェックした商品詳細ページに簡単に戻る事が出来ます。, © 1996-2020, Amazon.com, Inc. or its affiliates.

第5楽章:Presto `EMI CLASSICS 決定盤 1300`シリーズ第2期発売分(全50タイトル)。アルバン・ベルク四重奏団による1981、83年録音盤。 (C)RS, 全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。, さらに、映画もTV番組も見放題。200万曲が聴き放題 トップページ 弦楽四重奏曲は第16番まで書いたベートーヴェンですが、弦楽五重奏はオリジナル作品が1曲しかないとは驚きです。弦楽四重奏にヴィオラを足した(2ヴァイオリン、2ヴィオラ、チェロ)編成で作曲されました。 生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画! 弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調 作品135 <disc3> 5 弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 作品132. 第1楽章:Adagio ma non troppo e molto espressivo   | ベートーヴェン 弦楽四重奏曲全集 名盤 ~汲めども尽きない魅力~ », ベートーヴェンが書いた最後の弦楽四重奏曲であり、書き換えを行なった第13番の終楽章を除いては、生涯最後の作品です。, 第13番以降の作品では曲毎に楽章の数を増やしていきましたが、この曲ではそれをやめて、再び4楽章の形式に戻しました。従って曲の規模が小さくなったことと、曲想全体も非常に力が抜けて穏やかなものに変化しています。何か「解脱」「解放」という雰囲気が感じられます。それでいて、多くの所で非常に斬新な音や響きを織り交ぜますので、新鮮さも感じられるという極めてユニークな作品です。この曲が第13番から第15番までの3曲以上の名曲かと問われれば「イエス」とは答え難いですが、少なくとも同じ後期では第12番以上の内容であるのは間違い有りませんし、むしろ順位にはこだわりたくない、特別な立ち位置に立つ作品です。その価値を理解出来るようになるには、前作までをとことん聴いてきてからだという気がします。, 第1楽章 アレグレット前作、前々作の息苦しさから解放されたような軽やかな主題の楽章です。けれども随所に晩年の作品らしい奥深さが感じられます。, 第2楽章 ヴィヴァーチェシンコペーションのリズムが印象的ですが、部分部分にとても新しさを感じます。, 第3楽章 レント・アッサイ・カンタンテ・エ・トランクィロ人生の余韻に心静かに浸るような深い味わいが有ります。演奏によっては第九のアダージョを連想させます。, 第4楽章 グラ―ヴェ・マ・ノントロッポ・トラット~アレグロベートーヴェンはこの楽章の標題に”ようやくついた決心”と付けています。また、自筆譜の終楽章導入部分に”そうでなければならないのか?”と記し、続くアレグロの主題同機には”そうでなければならない!”とに謎めいた言葉を書き記しました。その意味には多くの研究家が説を唱えていますが、確かなことは分っていません。どちらにしても「葛藤」から「決心」へと心が切り替わり、解放感に浸った素晴らしい楽章です。この解放感は、次に書く第13番の新しい終楽章にも続いています。そのことを理解して曲を聴くと面白いことこの上ありません。, それにしてもルードヴィッヒくんは一体何の決心をつけたのでしょうね。音楽?金?女?果たしてなんだろう・・・。, それはさておき、僕の愛聴盤のご紹介です。ブッシュ弦楽四重奏団(1937年録音/EMI盤) 極めてレトロで懐かしい雰囲気の演奏です。第二次大戦後の演奏家からはこれほどまでに人間的な演奏は聴くことが出来ません。非常に深い味わいに満ちています。もっとも現代の耳からすると、ポルタメントの使用が余りにも過剰であり、これが一番好きだと言うわけでは有りません。何度か書いていますが、個人的にはアメリカに移住した後の1940年代の演奏スタイルを好んでいます。とは言え、これは歴史的演奏ということで一度は聴いておくべきだと思います。バリリ弦楽四重奏団(1952年録音/MCAビクター盤) ウエストミンスター録音です。ブッシュSQほどはレトロでは無く、ずっと現代的だと言えます。それでも、この甘く柔らかい歌い回しは、かつてのウイーンの味わいに他ならず極めて魅力的です。穏やかなこの曲の良さを一杯に引き出しています。確かに、この曲は余り肩に力を入れて熱演されると逆に良さが失われる可能性が有りそうです。3楽章の懐かしい情緒の深さにも言葉を失うほどです。もちろんモノラル録音ですが、鑑賞に支障は感じません。, ブダペスト弦楽四重奏団(1960年録音/CBS盤) 全集盤です。演奏の密度の高さと残響の少ない録音が、嫌でも耳を集中させるので、第14番のような曲では絶大な魅力を発揮しますが、この曲では幾らか聴き疲れをしてしまう感が無きにしも非ずです。大曲の14番、15番の延長線上のような聴き応えを感じるので凄いとは思うのですが、個人的にはもう少し心穏やかに聴いていたくなります。ジュリアード弦楽四重奏団(1969年録音/CBS盤) ジュリアードの旧全集からです。昔LP盤で聴きましたが、その時は味気の無い演奏に感じて手放してしまいました。ところがその後の新盤は非常に味が濃く気に入っているので、旧盤ももう一度聴き直してみたくなり最近購入しました。ですので第16番からの登場です。確かに精緻でメカニカルではありますが、決して無機的な演奏では有りません。それどころかロバート・マンのヴァイオリンがやはり凄いです。単に上手いだけでなく、大きな音楽を持っているのを感じます。もちろん4人の音の重なり合いも美しく、ニュアンスの豊かなことは驚くほどです。3楽章では大きく歌わせずに、ピアニシモで神秘的な響きを造ってゆくのがユニークで素晴らしいです。, ヴェーグ弦楽四重奏団(1973年録音/仏Naive盤) 全集盤です。驚くほど枯れきった演奏です。表現意欲は全て内側へ向けられていて、外面的に「聴かせよう」という意思は皆無に感じられます。何事からも「解脱」したような雰囲気は「彼岸」の世界にも通じて、この曲の本質から遠いとは思いませんが、ここまで枯れられてしまうと、まだまだ俗世の煩悩から解脱できない自分としては、聴いていて無条件には楽しめません。あと20年もしたら、この演奏にもっと同化出来るのかもしれませんが。, ラサール弦楽四重奏団(1976年録音/グラモフォン盤) 後期四重奏曲集です。余り「解脱」だとか「彼岸」などと余計なことを考えずに聴いていて非常に楽しめる純音楽的な演奏です。リズムに躍動感が有りますし、アクセントも気が利いています。ハーモニーの美しさも抜群です。4つの楽器の重なり合いは意外にシンフォニックで、幾らか表現が過多なほどですが、ベートーヴェンの最後の大作の新しさ、面白さを再認識させてくれること請け合いです。, ズスケ弦楽四重奏団(1978年録音/Berlin Classics盤) 全集盤です。大曲では幾らか物足りなさを感じさせるズスケですが、この演奏は曲のスケール感と一致してとても良いです。デリカシーにも溢れていますし、リズムの扱い方やフレージングが全て堂に入っていて、何の抵抗も無く曲を心の底から堪能できます。しかも3楽章の美しさは卓越していて、澄み切った味わいが正に最高です。彼らの全集の中でも1、2を争う出来栄えだと言えるでしょう。, アルバン・ベルク弦楽四重奏団(1981年録音/EMI盤) 全集盤です。残響過多で分離の悪い録音は諦めるとして、肝心の演奏は悪く有りません。この曲では曲想のせいか、いつもの大袈裟な歌いまわしや過剰なアクセントがそれほど気に成らないからです。それよりも端々に感じられるウイーン的な甘い節回しに惹きつけられます。3楽章では大きく歌って聞かせてくれますし、終楽章での気分の高揚感も中々のものです。余り好まない彼らの旧盤の中では結構気に入っています。ジュリアード弦楽四重奏団(1982年録音/CBS盤) ワシントン国会図書館ホールでのライブ録音による新盤です。彼らの旧盤では、あれほどの精緻で透徹した演奏を聞かせたので、ジュリアードと言えばその印象が強いです。ところが、この新盤では時の流れと実演という条件のもとで、いささか印象が異なります。確かに緻密さも感じますが、それよりも遥かにダイナミックで人間のパッションを感じさせるのです。しかも音楽が本当に大きいです。ロバート・マンがこれほど凄い音楽家だったとは、昔は全然気付きませんでした。耳が節穴だったのですね。これも旧盤と優劣の付けられない素晴らしい演奏です。。, スメタナ弦楽四重奏団(1983年録音/DENON盤) 全集盤です。派手さや大袈裟なところが全く無く、極めてオーソドックスと言えます。しなやかで美しい音が際立つのも大きな特徴です。この曲では、それが非常に良く生かされます。何の過不足も無く、曲をそのまま自然に聴かせてくれる良い演奏です。けれども、余りに自然過ぎて面白さに欠けるのも事実です。もう少しベートーヴェンの魂に迫るような凄みを感じさせて欲しい気もします。, メロス弦楽四重奏団(1985年録音/グラモフォン盤) 全集盤です。戦前は別としても、ドイツの演奏家は基本的にイン・テンポで堅牢な造形の演奏を行います。それが、たとえ刺激は少なくても安心感に繋がります。この演奏も同様で、がっちりとしていながら少しも無機的な印象は受けません。特に素晴らしいのが後半の3、4楽章で、彼らの音からは、美しく深い情緒が溢れ出ています。終楽章の彫の深さと手応えも出色で繰り返し聴くたびに味わいが増すように感じます。, ウイーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団(1990年録音/PLATZ盤) 全集盤からです。広がりの有る録音からは幾らかシンフォニックに聞こえますが、肩の力が抜けて力みの無い演奏がとても心地良いです。幾らウイーンの演奏家といっても昔ほどの甘さは有りませんが、それでもしなやかで柔らかい音は紛れもないウイーンの音です。彼らの全集の中でも1、2を争う出来栄えだと思います。, エマーソン弦楽四重奏団(1994年録音/グラモフォン盤) 全集盤からです。この曲も第1Vnを弾くのはゼルツァーですが、通常は第1Vnが目立つところを逆に抑え気味にして、完全に4つの楽器の集合体としています。その織成す音の鮮やかさと繊細さには脱帽です。3楽章では大きく歌わせずに極弱音のまま和音を響かせ続けます。人間の敬虔な感情を超越して、静寂な悠久の世界に漂うような感覚に襲われます。まるで第九のアダージョのようです。終楽章では、強音分での思い切りの良いダイナミクスも凄いですが、どんなに音が強くても美感を損ねないに驚きます。完全にコントロールされています。その点ではジュリアードSQの旧盤に匹敵するか、凌駕をしているとさえ思います。, ゲヴァントハウス弦楽四重奏団(1998年録音/NCA盤) 全集盤からです。彼らは古き良きドイツの伝統をベースに、優秀なテクニックで現代的な先鋭性も持ち合わせる素晴らしい団体ですので、どの曲も高水準の素晴らしさです。安心して聴いていられます。3楽章のしっとりとした響きと味わいも素晴らしいです。ベートーヴェンの晩年の心境がそのまま映し出されているかのようです。終楽章もメリハリが付いていて愉しく聴けます。, 好きな演奏の多いこの曲のマイ・フェイヴァリットを強いて挙げるとすれば、やはりエマーソンSQでしょうか。次いでは、ジュリアードSQの新旧両盤です。但し、ラサール、ズスケ、メロス、ウイーン・ムジークフェライン、ゲヴァントハウスなども、どれもが素晴らしくその差は僅差だと思っています。, ということで、ようやくベートーヴェンの弦楽四重奏曲特集が終了しました。4月からですので足掛け半年かかってしまいました。聴き終えて改めて感じるのは、曲によって好きな演奏団体が随分と入れ替わることです。ですので16曲全てが良いという団体などは存在しません。次回は、そのことを踏まえた上で、敢えて全集盤としての比較を行ってみたいと思います。, 投稿者 ハルくん 時刻 11時38分 ベートーヴェン(弦楽四重奏曲:後期) | 固定リンク