村上春樹の短編集「東京奇譚集」の一編を、『トイレのピエタ』の松永大司が監督を務め、映画化した人間ドラマ。ハワイのカウアイ島にあるハナレイ・ベイで、一人息子をサーフィン中の事故で亡くしたシングルマザーに訪れる出来事を描く。シングルマザーの主人公を吉田羊、その息子をGENERATIONS from EXILE TRIBEの佐野玲於が演じる。, シングルマザーのサチは、息子のタカシがハワイのカウアイ島にあるハナレイ・ベイでサメに襲われて亡くなったことを知る。以来、タカシの命日の時期になるとハナレイ・ベイを訪れ、数週間過ごすのが恒例のようになる。ある時、偶然出会った2人の若い日本人サーファーから、赤いサーフボードを持った右脚のない日本人サーファーがいるという話を聞く。, 吉田羊「泣いちゃう」と大感激!佐野玲於から「羊さんを救うアイテムになれば」と内緒のプレゼント, GENERATIONS佐野玲於の「顔がパンパン(笑)」写真に「かわいい!」の大歓声, 私は、いい映画だったと思います。地味ではありますが、時間の長さや短さが、感じられます。ハワイ諸島は、自然の中で人が生きている。自己責任の国です。それでも此処へ通った10年の流れを上手く表現していると自分は思いました。, 掛け替えのない者の死と向き合うためには時間が必要だ。後ろにも前にも進めなくなってしまったサチ(吉田羊)にとって、流れた去った10年は短くも長くもない、ただ必要な心の解凍時間であり、向き合うべき対象は死者ではなく自分だと気づくための時間なのだ。サチの目は決して笑わない。もはや“悲しみ”という感情すら表出しない。吉田羊の端正な顔立ちとぶっきら棒な男性的な身のこなしが、総てを拒絶するリアルを醸し出して息苦しい。その拒絶こそが悲しみなのだ。そんな拒絶の悲しさに対して、クライマックスのサチの海岸の彷徨が型式的なお約束に見えてしまう。おそらく「拒絶」の強度と対を成して物語(映画)のもう一方の核心となるはずの、費やされた「時間」の量が伝わってこなかったからだろう。, この映画の原作の村上春樹の短編集は未読です。 予告編を観て、何となく見たくなり鑑賞してきました。 19歳の一人息子をハワイのナハレイ・ベイで亡くした女性の「精神の旅路」をテーマにした映画で、事故から10年の歳月を描いていましたが、いくら原作が「短編」とはいえ、1時間37分の上映時間では、どうしても「雑」になっていたような気がしました。 事故からのエピソードは「10年後」と一気に飛びますが、私的には「毎年通った10年間」の心の移り変わりなどをもっと描いてほしかったです。原作には描かれいるのでしょうか? とはいえ、主演の吉田羊をはじめ、少年たちの演技もなかなかよく、心地よかったです。 何かが起こったり、盛り上がるような場面がある映画ではありませんが、いかにも「小説」を映画にしたような「感じる」映画でした。, 1食300円以内!鮭の塩焼き、唐揚げ、卵焼き…井ノ原快彦が作るホッとする手作り弁当たち, 御年90歳でも健在ぶりを見せつける、“クリント・イーストウッドの軌跡”を35mmフィルムで堪能!, アン・ハサウェイが『魔女がいっぱい』で魅せる新境地!“悪役“挑戦にR・ゼメキス監督の評価は?, 北村匠海と小松菜奈が『さくら』号泣シーンの舞台裏を語る「泣きすぎて、顔が動かなくなってしまうシーンもありました」, 互いのキャラへの愛が爆発!『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』4ショットインタビュー【後編】, 「鬼滅の刃」ヒロインにハーレイ・クインも!ハロウィンを沸かせた美麗コスプレ20連発, 「バチェロレッテ・ジャパン」本編最終話の新トレーラー解禁!クライマックスに波乱の予感?, 「月刊シネコンウォーカー」のニュースやコラムがウェブでも読める!バックナンバーのお申込みも. | ハナレイ・ベイ.

村上春樹の同名短編を「ラブ×ドック」「scoop!」の吉田羊主演で映画化したドラマ。10年前にハワイの“ハナレイ・ベイ”で亡くなった息子を想い、毎年通い続ける母親の切ない心の軌跡を静かに見つめていく。共演は佐野玲於、村上虹郎。監督は「トイレのピエタ」の松永大司。 「ハナレイ・ベイ」2020年8月24日(月)gyao!にて鑑賞 ~吉田羊の演技が胸をえぐる息子を亡くした母の再生物語 昔は村上春樹の熱心な読者だった。『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』あたりは発表と同時に購入して読んだものだ。 ブログを報告する. Copyright © MOVIE WALKER Co., Ltd. All Rights Reserved. 村上春樹の同名短編小説を吉田羊主演で映画化。ハワイのカウアイ島にあるハナレイ・ベイで息子を亡くしたシングルマザーのサチ。10年間、海辺近くの木の下で読書をして過ごす行為を続けてきた彼女は、ある日、ふたりの日本人サーファーと出会う。※PG12 ハナレイ・ベイ(2018年10月19日公開)の映画情報、予告編を紹介。村上春樹の短編集「東京奇譚集」の一編を、『トイレのピエタ』の松永大司が監督を務め、映画化した人間ドラ… pg12 (c)2018「ハナレイ・ベイ」製作委員会 . 昔は村上春樹の熱心な読者だった。『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』あたりは発表と同時に購入して読んだものだ。だが、なぜか突然全く読まなくなってしまった。特に理由はなかったような気がする。数年前に『1Q84』を読み始めたのだが、すぐにギブアップしてしまった。, だからというわけでもないが、村上春樹原作の映画にもあまり良い印象はない(そもそも映像化作品自体多くはないが)。イ・チャンドン監督の「バーニング 劇場版」は素晴らしい作品だったが、あとは市川準監督の「トニー滝谷」がそれなりに面白かった程度か。, そんな中、GYAO!で久々に村上春樹原作の映画を発見したので、鑑賞してみた。短編小説集『東京奇譚集』に収録された同名小説の映画化「ハナレイ・ベイ」(2018年 日本)だ。主演は吉田羊。監督は劇映画デビュー作の「トイレのピエタ」が高評価された松永大司。, 主な舞台はハワイのカウアイ島にあるハナレイ・ベイ。冒頭、タカシ(佐野玲於)という若者がそこでサーフィンに興じる。ところが、彼はサメに襲われて死んでしまう。彼の母親であるシングルマザーのサチ(吉田羊)は、息子の死を電話で知らされハワイに確認に訪れる。, その後、彼女は息子を火葬すると、一度は帰国しようとするものの思い直してハナレイ・ベイへ向かい、海辺近くの大きな木の下で読書をして過ごす。そして、それから10年間、同じ時期にハワイを訪れて同じ場所にチェアを置いて読書をするのだった。, そんなある日、サチは2人の若い日本人サーファーと出会う。彼らに息子の姿を重ねていくサチ。そんな時、2人から「赤いサーフボードを持った『右脚のない日本人サーファー』がいる」という話を耳にする……。, 簡単に言えば、サチの再生物語だ。最初に息子の死を確認した彼女は、感情を表に出すこともなく淡々としている。だが、そこには様々な屈折した思いがある。どうやら、サチとタカシの間には確執があったらしい。また、彼女の心の中には、ドラッグ漬けだった夫が不倫中に亡くなったという過去の傷もあるようだ。そんなサチは、ハナレイ・ベイに通い続けてもけっして海には近づかなかった。, そんなサチが、ハナレイ・ベイに通い続け、日本人の若者と交流するうちに少しずつ変化していく。その様子を抑制的なタッチで描き出す。ハワイの美しく雄大な自然なども随所に挟み込む。また、劇中では何度かサチがピアノを弾くシーンがあり、音楽も本作では効果的に使われている。ハワイの自然の音なども独特の世界を構築するのに貢献している。, 本作の最大の見どころは吉田羊の演技に尽きる。ハワイが舞台で堪能な英語を披露しているのはともかく、すべての演技が心に刺さる。前半のひたすら感情を押し殺した演技や日本人の若者と会った時のちょっとはすっぱな態度(「あんた童貞でしょ」などといきなり言ったりする)もいいが、圧巻は後半で「日本人の片足のサーファーがいる」と聞いて、それを探し求めるシーンだ。まるで何かにとりつかれたように、ひたすら海岸を歩いて片足のサーファーを探すシーンが何とも切ない。大木に向かって感情をぶつけるシーンも胸をえぐる。, その後、疲れ果て混乱した彼女が、ずっと受け取ることができなかった息子の手形に手を当て、「会いたい」と絞り出すシーンは涙なしには見られなかった。それはもやは演技という域を超えたような、内面からにじみでる感情表現である。ちなみに、この手形の設定は原作にはないオリジナルのものらしい。, 無名時代から注目していた役者が売れると、何となく我が事のように嬉しく誇らしい気分になるものだ。吉田羊もそんな女優の一人。日本映画の脇役としてしばしば登場していた頃から、独特の存在感を放っていて個人的に注目していたのだが、その後の大ブレイクはみなさんご承知の通り。, 吉田羊にとって、本作は間違いなく代表作といえるだろう。その演技だけでも十分に観る価値のある作品だと思う。, ◆「ハナレイ・ベイ」(2018年 日本)(上映時間1時間37分)脚本・監督・編集:松永大司出演:吉田羊、佐野玲於、村上虹郎、佐藤魁、栗原類*バップよりDVD発売中。動画サイトにて配信中, cinemakingさんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか?, Powered by Hatena Blog